絵でわかる日本語

日本語文法・自動詞他動詞・口語形・間違えやすい日本語・擬音語・擬態語などを「絵」で説明します。日本語を勉強している人のためのブログです😊

タグ:いくら

blogいくらなんでも
【いくらなんでも〜】



[意味]
絶対に〜ない


[例文]
①A:山田くんに、貯金(ちょきん)がいくらあるか聞いてみてよ!
 B:えっ…いくらなんでも、そんなこと聞けないよ


いくらなんでも、こんなにたくさん食べられないよ…

いくらなんでもひどすぎるわ!


④母:この服、どうかしら?
 娘:いくらなんでも、お母さんには若(わか)すぎるんじゃない?



⑤ここのコーヒーは、いくらなんでも苦(にが)すぎる…


[説明]
「いくらなんでも〜」は「絶対(ぜったい)に〜ない」という意味の表現(ひょうげん)です。「どんな理由(りゆう)があっても、絶対に〜できない」「〜すぎて、〜できない」と言いたい時に使われます。「いろいろ考(かんが)えても、それは絶対におかしい!」「どんな理由があっても、それは普通(ふつう)の考え方じゃない!」という非難(ひなん)の気持ちを込(こ)めて使われます。後(うし)ろには「〜すぎる」という文型がよく使用(しよう)されます。


[例]
いくらなんでも、そんなこと聞けないよ
→どんな理由があっても、貯金がいくらあるかなんて聞けない


いくらなんでも、こんなにたくさん食べられないよ
→すごく多すぎて、こんなにたくさん食べられないよ

いくらなんでもひどすぎるわ!
→どんな理由があっても、それはひどすぎるわ!

いくらなんでも、お母さんには若すぎるんじゃない?
→いろいろ考えても、その服はお母さんには若すぎるんじゃない?

⑤ここのコーヒーは、いくらなんでも苦すぎる…
→ここのコーヒーは、苦すぎて飲めない


似(に)ている文型に「いくら〜からといっても」がありますので、一緒(いっしょ)に覚えておきましょう😉

[関連文型]



語学(日本語)ランキング
にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村
 

blogいくら〜といっても

【意味】
(「いくらAからといってもB」の形で)
どんなにAでも、しかし〜
AだけれどもBになるというのはおかしい
Aという理由(りゆう)でBになるというのはおかしい

【例文】
いくらプリンが好きだからといっても、こんなには食べられないよ…
どんなにプリンが好きでも、こんなにたくさん食べられないよ…

いくら給料(きゅうりょう)がいいからといっても、忙(いそが)しすぎるのは嫌(いや)だ
どんなに給料がよくても、忙しすぎるのは嫌だ

いくらまずいからといっても、食べ物(たべもの)を捨(す)てるのはよくないよ
→まずいという理由があっても、食べ物を捨てるというのはよくない

【説明】
「いくらAからといっても」は「どんなにAでも、Bというのはおかしい」という意味を表す文型です。
意味はいくつかありますが、【「A」なのは確か(たしか)だが「B」という結論(けつろん)になるのはおかしい】と言いたい時によく使用します😊また「いくら」は「どんなに」と同じで、量(りょう)や程度(ていど)が多いという意味を表します😀 

[例]
いくらプリンが好きだからといっても、こんなには食べられないよ 
→プリンが好きだというのは確かだ。しかし、たくさんありすぎて食べられない 
どんなにプリンが好きでも、こんなにたくさんは食べられない


この文型は会話でもよく使われますので、しっかりと覚えておいてください😉

にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村 

↑このページのトップヘ