絵でわかる日本語

日本語文法・自動詞他動詞・口語形・間違えやすい日本語・擬音語・擬態語などを「絵」で説明します。日本語を勉強している人のためのブログです😊

カテゴリ:日本語文法 > 中級文法(N2〜N3)

blogそれにしても
【それにしても】



[意味]
そうだとしても、しかし


[例文]
①先生がN1の単語(たんご)は難しいと言っていたが、それにしても読めない漢字(かんじ)ばかりだ

②A:山田くん、遅(おく)れるっていってたよ
 B:うん、知(し)ってる。それにしても遅いね…



③A:わぁ〜、寒(さむ)いね…
 B:もうすぐ12月だもんね
 A:うん。それにしても今日は寒すぎるよ



④A:彼女、満点(まんてん)でN1に合格(ごうかく)したそうよ
 B:へえ〜、がんばってたもんね!それにしても満点なんてすごいね



⑤A:今日もまた雨か…
 B:台風(たいふう)が近(ちか)づいているらしいよ
 A:そうなんだ。それにしても、よく降(ふ)るな



[説明]
「それにしても」は「そうだとしても、しかし」という意味の表現(ひょうげん)です。多くの場合(ばあい)[文頭(ぶんとう)]に使われ、「A。それにしてもB」の形(かたち)で「Aなのは認(みと)めるが、しかしB」「Aなのは知っていたが、しかしB」「Aだとしても、B」と言いたい時に使用(しよう)されます。「B」には自分の意見(いけん)や考(かんが)えが入ります。

[例]
①先生がN1の単語は難しいと言っていたが、それにしても読めない漢字ばかりだ
→N1が難しいのは知っていた。でも、読めない漢字ばかりでびっくりした

②A:山田くん、遅れるっていってたよ
 B:うん、知ってる。それにしても遅いね…
→彼が遅れるのは知っていたが、思っていたよりも遅いと思う

③A:わぁ〜、寒いね…
 B:もうすぐ12月だもんね
 A:うん。それにしても今日は寒すぎるよ
→12月は寒いのはわかっているが、今日は寒すぎると思う

④A:彼女、満点でN1に合格したそうよ
 B:へえ〜、がんばってたもんね!それにしても満点なんてすごいね
→彼女ががんばっていたのは知っているが、満点なのはすごいと思う

⑤A:今日もまた雨か…
 B:台風が近づいているらしいよ
 A:そうなんだ。それにしても、よく降るな
→台風が近づいているから雨が多いのはわかったが、よく降ると感じる


「それにしても」は、会話(かいわ)でもよく使われますので覚(おぼ)えておきましょう😊


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blogとか〜とか(はっきりしない)
【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+とか
動詞[辞書形]+とか+動詞[ない形]+とか


【意味】
〜か〜か、はっきりしない
〜と言ったり〜と言ったり、言うことがいろいろに変(か)わる


【例文】 
①好きとか嫌(きら)いとか言っていないで、ちゃんと全部(ぜんぶ)食べなさい!
→好きと言ったり嫌いと言ったりしていないで、ちゃんと全部食べなさい!

②妹は留学(りゅうがく)したいとかしたくないとか、いつも言うことが変(か)わる
→留学したいのかしたくないのか、どちらかはっきりしない

③あの子は彼氏(かれし)と別(わか)れるとか別れないとか、どうしたいのかよくわからない
→別れるのか別れないのか、どちらかはっきりしない

④彼は私の意見(いけん)に賛成(さんせい)とか反対(はんたい)とか、聞くたびに意見が変わる
→賛成と言ったり反対と言ったり、聞くたびに言うことが変わる


⑤彼女と結婚(けっこん)するとかしないとか言っていないで、早くどうするか決(き)めたら?
→結婚するのかしないのかはっきりしない



【説明】 
「AとかBとか」は「AかBか、どちらかはっきりしない」「Aと言ったりBと言ったり、言うことがいろいろに変(か)わる」という意味の文型です。これは、もともと「AとかBとか言う」「AとかBとか言って〜」という文型ですが、よく「言う・言って」の部分(ぶぶん)を省略(しょうりゃく)して使われます。「A」と「B」には正反対(せいはんたい)のことや、全然(ぜんぜん)違(ちが)うことが入ります。相手(あいて)の言ったことが「いろいろ変わる」「はっきりしない」と言いたい時に使われます。多くの場合(ばあい)は、非難(ひなん)する気持ちを表(あらわ)します。 

[例]
妹は留学したいとかしたくないとか、いつも言うことが変わる
=留学したいとかしたくないとか言って、いつも言うことが変わる


「とか」がつく文型は、いくつかありますので復習(ふくしゅう)しておきましょう😊

【「とか」がつく文型】





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blogとか〜とか(例)
【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+とか


【意味】
〜や、〜など


【例文】
①A:嫌(きら)いな食べ物(たべもの)はある?
 B:う〜ん…なすとかカキとかが苦手(にがて)だよ
→なすやカキなどが苦手だよ

②A:なかなかやせないなぁ…
 B:ケーキとかプリンとか、甘(あま)いものばかり食べているからやせないんだよ
→ケーキやプリンなど、甘いものばかり食べているからやせないんだよ


③日本に行くなら、お寿司(すし)とか天ぷらとかが食べたいな
→お寿司や天ぷらなどが食べたいな

④母:デパートに何を買いに行くの?
 娘:服(ふく)とかバッグとかを買おうと思ってるの
→服やバックなどを買おうと思ってるの

⑤A:ここのところ、ずっと体調(たいちょう)が悪(わる)いんだよね…
 B:病院(びょういん)へ行くとかネットで症状(しょうじょう)を調(しら)べるとかしたほうがいいんじゃない?
→病院へ行くことやネットで調べることをしたほうがいいんじゃない?





【説明】 
「〜とか〜とか」は「〜や、〜など」という意味の文型で、同(おな)じ種類(しゅるい)のものを例(れい)をあげていう場合(ばあい)に使われます。「〜とか〜とか〜とか」というように3つ例をあげて使う場合や、「〜とか」というように1つだけ例をあげる場合にも使用(しよう)することができます。 


[例]
なすとかカキとか納豆(なっとう)とかが苦手だ【3つの例】
なすとかカキとかが苦手だ【2つの例】
なすとかが苦手だ【1つの例】


「〜とか」には伝聞(でんぶん)を表(あらわ)す用法(ようほう)もあります。また「〜とか〜とか」には「〜か〜か、はっきりしない」という意味もありますので、復習(ふくしゅう)しておきましょう😊




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blogとかで

【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+とかで
*な形容詞・名詞の現在肯定形は「〜だ+とかで」でもOK


【意味】
聞いたところによると、〜だそうで


【例文】
①山田くんは財布(さいふ)をなくしたとかで、元気(げんき)がない
→聞いたところによると、山田くんは財布をなくしたそうで元気がない


②彼は、事故(じこ)があったとかで遅刻(ちこく)してきた
→聞いたところによると事故があったそうで、彼は遅刻をしてきた


③彼女はアメリカに留学(りゅうがく)していたとかで、とても英語が上手だ
→聞いたところによると、彼女は留学していたそうで、とても英語が上手だ

④お母さんは寝不足(ねぶそく)とかで、虫の居所が悪い
→お父さんによると、お母さんは寝不足だそうで虫の居所が悪い



⑤お父さんは大事(だいじ)な会議(かいぎ)があるとかで、朝早く出ていった
→お母さんによると、お父さんは大事な会議があるそうで、朝早く出ていった



【説明】
「〜とかで」は「〜だそうで」という意味の文型です。「〜とかで」の「とか」は[伝聞(でんぶん)]を表(あらわ)し、「で」は[原因・理由]を表します。人から聞いた原因(げんいん)や理由(りゆう)を言う文型で、「聞いたところによると、〜だそうで」と言いたい時に使われます。確信性(かくしんせい)が少し低(ひく)い時によく使用されます。な形容詞・名詞の現在肯定形(げんざいこうていけい)に使う場合(ばあい)は「〜だ+とかで」を使うこともできます。


[例]
お母さんは寝不足とかで、虫の居所が悪い
=お母さんは寝不足とかで、虫の居所が悪い


似(に)ている文型がいくつかありますので、復習(ふくしゅう)をしておきましょう😊

【関連文型】







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blogとか(伝聞)

【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+とか


【意味】
はっきりとわからないが、〜そうだ


【例文】
①A:山田くんがおごってくれるなんて、びっくりだね
 B:うん、彼はすごくケチなのにね
 C:なんでも、宝(たから)くじで10万円当(あ)たったとか
 A:なるほど、だからおごってくれたんだ〜!
→本当かどうかはわからないけど、宝くじで10万円あたったそうだよ




②A:彼は、満点(まんてん)でN1に合格(ごうかく)したとか
 B:へえ〜、すごいね!!
→本当かどうかわからないけど、彼は満点でN1に合格したそうだ

③娘:来週(らいしゅう)からずっと雨だとか
 母:そうなんだ…洗濯物(せんたくもの)が乾(かわ)かないから困(こま)るわ
→はっきりとわからないけど、来週からずっと雨だそうよ


④彼女はテニスの試合(しあい)で優勝(ゆうしょう)したとか
→はっきりとは知(し)らないが、彼女はテニスの試合で優勝したそうだ

⑤部長(ぶちょう)によると、田中さんは来年結婚(けっこん)するとか
→本当かどうかわからないが、田中さんは来年結婚するそうだ


⑥A:なんでも、この本はおもしろいとか
 B:じゃあ、買ってみようかしら
→本当かどうかわからないけど、この本はおもしろいそうよ



【説明】
「〜とか」は「はっきりとわからないが、〜そうだ」という意味の文型です。確信性(かくしんせい)が低(ひく)い時に使われる伝聞表現(でんぶんひょうげん)で、「本当(ほんとう)かどうかはっきりわからないが、〜そうだ」と言いたい時に使われます。よく一緒(いっしょ)に使われる文型を覚(おぼ)えておきましょう。

[よく一緒に使われる文型]
〜によると+〜とか
なんでも+〜とか
〜ところによると+〜とか


 
[伝聞]を表(あらわ)す文型は、いくつかありますので復習(ふくしゅう)しておきましょう😉

【伝聞表現】




 

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blogた分だけ
【接続】
動詞[た形]+分だけ


【意味】
〜すれば〜した程度(ていど)〜になる


【例文】 
①彼女は、食べたら食べた分だけ太(ふと)ってしまうようだ


②早く始(はじ)めたら、始めた分だけ仕事(しごと)が早く終(お)わるよ

③アルバイトなので、休んだら休んだ分だけ給料(きゅうりょう)が減(へ)ってしまう


④がんばって練習(れんしゅう)したら練習した分だけ、上手(じょうず)になると思うよ

⑤社長:努力(どりょく)すれば努力した分だけ給料を上(あ)げるから、がんばってくれたまえ
 社員:はい! 




【説明】
「〜た分(ぶん)だけ」は「〜した程度(ていど)〜になる」という意味の文型です。多くの場合(ばあい)「Aしたら、Aした分だけB」「Aすれば、Aした分だけB」という形(かたち)が使われ、「Aしたら、Aした程度同(おな)じくらいBという状態(じょうたい)になる」「Aしたら、Aした時間と同じくらいBという状態になる」という意味になります。 

[例]
①彼女は、食べたら食べた分だけ太ってしまうようだ
→食べたら、食べた程度と同じくらい太ってしまうようだ

②早く始めたら、始めた分だけ仕事が早く終わるよ
→早く始めた時間と同じくらい、仕事が早く終わるよ
*1時間早く始めたら、1時間早く終わるという意味

③アルバイトなので、休んだら休んだ分だけ給料が減ってしまう
→休んだら、休んだ時間と同じ時間の給料が減ってしまう

④がんばって練習したら練習した分だけ、上手になると思うよ
→がんばって練習したのと同じ程度、上手になると思うよ

⑤努力すれば努力した分だけ給料を上げるから、がんばってくれたまえ
→努力したのと同じくらい給料を上げるから、がんばってくれたまえ


「〜た分だけ」は他(ほか)の文型より、勉強する機会(きかい)が少ない文型です😔N2以上(いじょう)を受(う)ける人は覚えておきましょう😊


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blogほどの〜ではない
【接続】
動詞[辞書形・ない形]+ほどの+名詞[辞書形]+ではない


【意味】
〜より程度(ていど)が軽(かる)い
〜くらい、程度はすごくない
〜できるほどすばらしくない



【例文】
①娘:大丈夫(だいじょうぶ)?病院(びょういん)に行ったら?
 母:病院に行くほどのケガじゃないわよ
→病院に行くほど、大きなケガじゃないわよ



②妹:お兄ちゃん、なんで私のプリン食べたの?許(ゆる)せない!
 兄:そんなに怒(おこ)るほどのことじゃないだろ?
→怒るほど、大きな問題(もんだい)じゃないだろ?



③A:ケーキかドーナツ、どっちがいいか決(き)められないよ…
 B:…悩(なや)むほどのことではないんじゃない?
→悩むくらい大きな問題じゃないんじゃない?


④お土産(みやげ)といえるほどのものではありませんが、よかったらどうぞ 
→お土産といえるほどすばらしいものではありませんが、よかったらどうぞ

⑤A:テスト何点(なんてん)だった?
 B:…人に言えるほどの点数(てんすう)ではない
→人に言えるほど、すばらしい点数ではないよ

⑥A:助(たす)けてくれてありがとうございます。せめてお名前だけでも教えてください
 B:名前を名乗(なの)るほどの者(もの)ではありません
→私は名前を教えるほどすばらしい者ではありません
*アニメやマンガでよく使われています😄



【説明】
「〜ほどの〜ではない」は「〜より程度(ていど)が軽(かる)い」「〜できるほどすばらしくない」という意味の文型です。これは「大きな問題(もんだい)ではない」「たいしたことではない」という気持(きも)ちを表(あらわす)す場合(ばあい)に使われます。「〜ほどのことではない」「〜ほどのものではない」という形(かたち)がよく使われます。


「ほど」がつく文型はいくつかありますので、復習(ふくしゅう)しておきましょう😊



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blogには(目的)
【接続】
動詞[辞書形]+には


【意味】
〜するためには


【例文】
①A:今日(きょう)は、あのレストランに行ってみようよ!
 B:あそこで食事(しょくじ)するには、予約(よやく)が必要(ひつよう)なのよ
→あそこで食事するためには、予約が必要よ

②日本語能力試験に合格(ごうかく)するには、どんな勉強をすればいいですか?
→合格するためには、どんな勉強をすればいいですか?

③海外(かいがい)旅行に行くには、お金も時間も必要だ
→海外旅行に行くためにはお金も時間も必要だ

④あのイベントに参加(さんか)するには、どうすればいいですか?
→あのイベントに参加するためには、どうすればいいですか?

⑤A:彼女を喜(よろこ)ばすにはどうしたらいいのかな…
 B:ダイヤモンドでもプレゼントしたらいいんじゃない?
→彼女を喜ばすためにはどうしたらいいのかな…






【説明】
「〜には」は「〜するためには」という意味の文型です。[目的(もくてき)]を表(あらわ)す文型で、「するためには〜しなければいけない」「〜したいなら、〜するべきだ」などと言いたい時によく使われます。



目的を表す「〜ために」の復習(ふくしゅう)をしておきましょう😊

【関連文型】 



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blogつい〜てしまう

【接続】
つい+動詞[形]+てしまう 


【意味】
〜しようと思(おも)っていないのに、無意識(むいしき)に〜してしまう
〜つもりがなくても、〜してしまう


【例文】
①ダイエット中(ちゅう)なのに、甘(あま)いものを見るとつい食べてしまう
→甘いものを見ると、食べるつもりがなくても食べてしまう


②かわいいものを見ると、つい買ってしまう
→買おうと思っていなくても、買ってしまう

③うまくいかないと、ついイライラしてしまう
→イライラするつもりがなくても、イライラしてしまう

つい長電話(ながでんわ)をしてしまい、お母さんに怒(おこ)られた
→長電話をするつもりがなかったのにしてしまい、お母さんに怒られた

⑤学校をサボっているところをお母さんに見つかり、ついうそをついてしまった
→うそをつくつもりがなかったのに、うそをついてしまった



⑥「ここだけの話だよ」と言われると、つい誰(だれ)かに話してしまう
→話そうと思っていなくても、誰かに話してしまう…



【説明】
「ついAてしまう」は「Aしようと思っていないのに、無意識(むいしき)にAしてしまう」「Aするつもりがなくても、Aしてしまう」という意味の文型です。ほとんどの場合(ばあい)は、「Aしてはいけないと思っていたが、無意識にAしてしまった」というように後悔(こうかい)したり、残念(ざんねん)に思う気持(きも)ちを表します。


「〜てしまう」と、「〜てしまう」の口語形の「〜ちゃう・〜じゃう」の復習をしておきましょう😊

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blogならまだしも
【接続】
動詞・形容詞 ・名詞[普通形]+ならまだしも


【意味】
〜だったらまだいいが、〜は
〜だったら少しはいいが、〜は
〜ならまだ理解(りかい)できるが、〜は
〜ならまだ許(ゆる)せるが、〜は


【例文】
①A:このドーナツを買うのに2時間並(なら)んだの!
 B:30分くらいならまだしも、2時間も並ぶなんてバカだね〜
→30分くらいならまだいいけど、2時間も並ぶなんてバカだね〜



②1回ならまだしも、2回も失敗(しっぱい)してしまった…
→1回だったらまだいいが、2回も失敗してしまった…



③子供ならまだしも大人(おとな)なんだから、それくらい自分(じぶん)でやりなさい
→子供ならまだいいが大人なんだから、それくらい自分でやりなさい


④A:電車の中ではキャンディーくらいならまだしも、ハンバーガーを食べるのはやめてほしいよね
 B:うん。ハンバーガーはちょっとね…
→キャンディーくらいなら少しはいいが、ハンバーガーを食べるのはやめてほしい



⑤1度(ど)ならまだしも、2度もドタキャンするなんて許(ゆる)せないわ! 
→1度ならまだ許せるが、2度もドタキャンするなんて許せないわ!


⑥A:昨日、彼氏に2時間も待(ま)たされたの!
 B:2時間も?大変(たいへん)だったね…
 A:しかも、謝(あやま)るならまだしも逆ギレしたんだよ!
→謝るならまだ許せるが、逆ギレしたんだよ!



【説明】
「AならまだしもB」は「Aだったらまだいいが、Bは〜」という意味の文型です。「Aだったら許(ゆる)したり、理解(りかい)することができるが、Bだったら許したり理解することができない」と言いたい時に使います。「B」には「A」よりも程度(ていど)がひどいものが入(はい)ります。


「〜ならまだしも」は多くの場合、話者(わしゃ)の不満(ふまん)や非難(ひなん)する気持(きも)ちを表すと覚えておきましょう😊


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