絵でわかる日本語

日本語文法・自動詞他動詞・口語形・間違えやすい日本語・擬音語・擬態語などを「絵」で説明します。日本語を勉強している人のためのブログです😊

カテゴリ:日本語文法 > 中級文法(N2〜N3)

blogにしたら・にすれば

【接続】
名詞[辞書形]+にしたら
名詞[辞書形]+にすれば


【意味】
〜の立場(たちば)に立てば〜だろう
〜の立場で考(かんが)えると〜だろう



【例文】
①子供(こども)にしたら、1万円は大金(たいきん)だ
→子供の立場で考えると、1万円は大金だろう

②小学生(しょうがくせい)にしたら、夏休みは長いほうがいいに決(き)まっている
→小学生の立場に立って考えると、夏休みは長いほうがいいに決まっている


③日本語学習者(がくしゅうしゃ)にしたら、「あげる・もらう・くれる」を使い分(わ)けるのは難(むずか)しいだろう
→日本語学習者の立場で考えると、「あげる・もらう・くれる」の使い分けは難しいだろう

④妹:お父さんもお母さんも私が留学(りゅうがく)するのに反対(はんたい)なんだって…
 姉:そっか…。親(おや)にしたら、娘(むすめ)が海外(かいがい)に住むのは心配(しんぱい)なんだと思うよ
→親の立場に立って考えると、娘が海外に住むのは心配なんだと思うよ


⑤太(ふと)りやすい人にしたら、いくら食べても太らないなんて、うらやましい限りだと思う
→太りやすい人の立場に立って考えると、いくら食べても太らないなんて、うらやましい限りだと思う





【説明】
「Aにしたら・Aにすれば」は「Aの立場に立てば〜だろう」「Aの立場に立って考えると〜だろう」という意味の文型です。 「A」には、人を表(あらわ)す名詞(めいし)が入り、その人の立場から見た考えを推測(すいそく)して言う場合に使われます。他人(たにん)の立場に立って、その人の考えを推測するという文型ですので、ほとんどの場合は「A」に自分自身(じぶんじしん)を表すものには使いません。

[例]
にしたら、1万円は大金だ
⭕️彼らにしたら、1万円は大金だ


「〜にしたら・〜にすれば」 に似ている文型を復習(ふくしゅう)しておきましょう😊

【類似文型】






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blogに際して



【接続】
動詞[辞書形]+に際して
名詞[辞書形]+に際して


【意味】
〜する前(まえ)に〜する
〜する時に〜する
〜を始(はじ)める時に〜する



【例文】
①留学(りゅうがく)に際(さい)して、友達にいろいろアドバイスをしてもらった
→留学前に、友達にいろいろアドバイスをしてもらった

②海外旅行をするに際して、パスポートを取りに行ってきた
→海外旅行をする前に、パスポートを取りに行ってきた

③会社の面接(めんせつ)に際して、先輩(せんぱい)に気をつけるべきことを教えてもらった
→会社の面接に行く前に、先輩に気をつけるべきことを教えてもらった


④私たちの結婚(けっこん)に際してステキなプレゼントをいただき、ありがとうございました
→結婚する時にステキなプレゼントをいただき、ありがとうございました

⑤卒業(そつぎょう)に際して、先生からお祝(いわ)いの言葉(ことば)をいただいた
→卒業する時に、先生からお祝いの言葉をいただいた


【説明】
「Aに際(さい)してB」は「Aする前にBする」「Aする時にBする」「Aを始める時にBする」という意味の文型です。「Aという特別(とくべつ)な機会(きかい)にBする」と言いたい時に使われます。後ろに名詞(めいし)がくる場合は「〜に際しての+名詞」になります。かたい言い方です。「〜に際して」の「て」は省略(しょうりゃく)することができます。「〜に際し」は「〜に際して」よりも、さらにかたい言い方です。

[例]
友達に、留学に際してのアドバイスをもらった


似(に)ている文型に「〜にあたって」と「〜に先立(さきだ)って」がありますので、一緒(いっしょ)に覚(おぼ)えておきましょう😉

【類似文型】




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blogから見ると・から見れば

【接続】
名詞[辞書形]+から見ると
名詞[辞書形]+から見れば


【意味】
〜の立場(たちば)から考(かんが)えると〜だ
〜から判断(はんだん)すると



【例文】
①A:納豆(なっとう)はくさいし梅干(うめぼ)しは酸(す)っぱいし、どっちも嫌(きら)い〜
 B:栄養面(えいようめん)から見(み)ると、どちらもすごく体(からだ)にいいんだよ〜
→栄養面から判断すると、すごく体にいいんだよ

②あの嬉(うれ)しそうな様子(ようす)から見ると、きっとN1に合格(ごうかく)したのだろう
→あの嬉しそうな様子から判断すると、きっとN1に合格したのだろう


③日本人から見ると、靴(くつ)をはいたまま家(いえ)に入るなんて信(しん)じられないことだ
→日本人の立場から考えると、靴をはいたまま家に入るなんて信じられないことだ




④この状態(じょうたい)から見ると、泥棒(どろぼう)は窓(まど)を割(わ)って部屋に入ったのだろう
→この状態から判断すると、泥棒は窓を割って部屋に入ったのだろう


⑤この症状(しょうじょう)から見ると、おそらくインフルエンザだと思います
→この症状から判断すると、おそらくインフルエンザだと思います


【説明】
「Aから見ると」は「Aの立場から考えると〜」「Aから判断すると〜」という意味の文型です。「A」に[人]が入る時はその人から見た判断や推量(すいりょう)を表(あらわ)します。「A」に[状況(じょうきょう)][状態]が入る場合は、その状況を基準(きじゅん)にした判断を表します。「〜から見ると」は「〜から見れば」にチェンジすることができます。

[例]
栄養面から見ると、すごく体にいいんだよ
=栄養面から見れば、すごく体にいいんだよ


「〜から見ると・〜から見れば」に似(に)ている文型と「から」がつく文型を復習(ふくしゅう)しておきましょう😊

【「から」シリーズ】


【類似文型】






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blogからいうと・からいえば
【接続】
名詞[辞書形]+からいうと
名詞[辞書形]+からいえば
名詞[辞書形]+からいったら


【意味】
〜の点(てん)から言うと
〜のほうから判断(はんだん)すると
〜の立場(たちば)から考(かんが)えると


【例文】
①A:留学(りゅうがく)したほうがいいと思う?
 B:私の経験(けいけん)からいうと、留学は絶対(ぜったい)したほうがいいと思うよ〜
→私の経験から判断すると、留学はしたほうがいいと思うよ


②A:彼女、先生になりたいそうよ
 B:へえ。彼女の性格(せいかく)からいうと、先生に向(む)いていると思うわ!
→彼女の性格から判断すると、先生に向いていると思うわ


③この成績(せいせき)からいうと、あの大学にも合格(ごうかく)することができるだろう
→この成績から判断すると、あの大学にも合格することができるだろう


④A:田中さんって美人(びじん)だよね!結婚(けっこん)しているのかな…
 B:彼女の年齢(ねんれい)からいうと、結婚している可能性(かのうせい)はあると思うよ
→彼女の年齢から判断すると、結婚している可能性はあると思うよ




⑤A:赤いTシャツか黒のTシャツ、どっちがいいと思う?
 B:う〜ん、合(あ)わせやすさからいうと、黒のほうがいいんじゃない? 
→合わせやすさの点から言うと、黒のほうがいいんじゃない?




【説明】
Aからいうと」は「Aの点から言うと〜」「Aのほうから判断すると〜」「Aの立場から考えると〜」という意味の文型で、Aから見た判断や評価(ひょうか)、意見(いけん)などを表(あらわ)します。「〜からいうと」は、「〜からいえば」「〜からいったら」にチェンジすることができます。「A」には、「人」や「グループ」を入れることはできませんので注意(ちゅうい)しましょう。

[例]
からいうと、留学はしたほうがいいよ
⭕️私の経験からいうと、留学はしたほうがいいよ


「〜からいうと・〜からいえば・〜からいったら」に似(に)ている文型と「から」がつく文型を復習(ふくしゅう)しておきましょう😊

【類似文型】





【「から」シリーズ】



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blogにあたって
【接続】
動詞[辞書形]+にあたって
名詞[辞書形]+にあたって


【意味】
〜する前に〜する
〜する時に〜する
〜という特別(とくべつ)な時に


【例文】
①新年(しんねん)を迎(むか)えるにあたって、いろいろと準備をしなければいけない
→新年を迎える前に、いろいろと準備をしなければいけない

②留学(りゅうがく)するにあたって、必要(ひつよう)なものを揃(そろ)えました
→留学する前に、必要なものを揃えました

③海外旅行(かいがいりょこう)するにあたって、注意(ちゅうい)すべきことを調(しら)べた
→海外旅行する時に、注意すべきことを調べた


④その機械(きかい)を使うにあたって、説明書(せつめいしょ)をよく読んでください
→その機械を使う前に、説明書をよく読んでください


⑤イベントを行(おこな)うにあたって、一言(ひとこと)あいさつをさせていただきます
→イベントを行うの前に、一言あいさつをさせていただきます


【説明】
「AにあたってB」は「Aする時にB」「Aする前にBする」という意味の文型です。「A」には[特別な時]や[重要(じゅうよう)な時]が入ります。かたい言い方で、スピーチやあいさつをする場合(ばあい)にも使われます。後(うし)ろに名詞(めいし)がくる場合は「〜にあたっての+名詞」になります。「〜にあたり」は「〜にあたって」よりも、さらにかたい言い方です。

[例]
新年を迎えるにあたっての準備をする


「〜にあたって」はかたい言い方ですので日常会話(にちじょうかいわ)ではあまり使われることがありませんが、N2以上を受(う)ける人はテストのために覚(おぼ)えておきましょう😊

【類似文型】




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blogても始まらない
【接続】
動詞[形]+ても始まらない 


【意味】
〜ても意味(いみ)がない
〜ても無駄(むだ)だ
〜ても、もう遅(おそ)い
〜していても、状況(じょうきょう)は変(か)わらない



【例文】
①彼女のことが好きなら告(こく)れば?待(ま)っていても始(はじ)まらない
→待っていても、状況はかわらないよ


②終(お)わったことを今(いま)さら後悔(こうかい)しても始まらない
→今さら後悔しても、もう遅い


③泣いても始まらないから、何か解決(かいけつ)する方法(ほうほう)を考えましょう
→泣いていても状況は変わらないから、何か解決する方法を考えましょう

④もう決まったことだから、文句を言っても始まらない
→文句を言っても無駄だよ

⑤A:また失敗して、部長に怒られたの…
 B:いつまでもへこんでいても始まらないよ。
 A:そうね。次は失敗しないようにしなきゃ
→いつまでもへこんでいても状況は変わらないよ



【説明】 
「〜ても始(はじ)まらない」は「〜ても意味がない」「〜ていても、新(あたら)しいことは起(お)こらない」という意味の文型です。「〜していても状況は進展(しんてん)しないし意味がないから、何かしたほうがいい」「〜することは問題解決(もんだいかいけつ)にならない」と言いたい時によく使います。「〜ても始まらない」は[口語形(こうごけい)]の「〜たって」を使って、「〜たって始まらない」と言うこともできます。 


[例]
待っていても始まらない
→待っていたって始まらない


「〜ても始まらない」は、会話(かいわ)でもよく使われますので覚(おぼ)えておきましょう😉


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blogそうにする・そうにしている

【接続】
い形容詞[ーい]+そうにする
い形容詞[ーい]+そうにしている
な形容詞[ーな]+そうにする
な形容詞[ーな]+そうにしている


【意味】
〜そうだ
〜そうな様子(ようす)



【例文】
①A:これあげるわ
 B:えっ、なんで?いいの?
 A:うん。すごく欲(ほ)しそうにしてたから
→すごく欲しそうだから


②彼女が寒(さむ)そうにしていたので、コートを貸(か)してあげた
→寒そうだったので、コートを貸してあげた


③授業中(じゅぎょうちゅう)、山田くんは眠(ねむ)そうにしていた
→眠そうだった


④痛(いた)そうにしていたので、病院(びょういん)へ連(つ)れて行った
→痛そうだったので、病院へ連れて行った

⑤A:あの子は、とても悲(かな)しそうにしている
 B:うん。彼氏(かれし)とケンカでもしたのかな…
→とても悲しそうだね



⑥姉:このバッグ、あげるわ
 妹:くれるの?なんで?
 姉:だって、このバッグを見るたびに欲しそうにするんだもの
 妹:お姉ちゃん、ありがとう〜
→見るたびに欲しそうな顔(かお)をするんだもの





【説明】
「Aそうにする・Aそうにしている」は「Aそうだ」という意味の文型です。人(ひと)や動物(どうぶつ)がAそうな様子(ようす)の時に使います。「A」には[感情(かんじょう)]や[感覚(かんかく)]を表(あらわ)す形容詞(けいようし)や「〜たい」や「欲(ほ)しい」が入(はい)ります。様態(ようたい)を表す「〜そうだ」にチェンジすることができます。


[例]
すごく欲しそうにしているから
=すごく欲しそうだから


「そう」がつく文型はたくさんありますので復習(ふくしゅう)をしておきましょう😊



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blogそうになる
【接続】
動詞[ます形]+そうになる


【意味】
もう少(すこ)しで〜という状況(じょうきょう)になった
〜という状況になる直前(ちょくぜん)だった
もう少しで〜になる可能性(かのうせい)があった


【例文】
①0点(れいてん)のテストが見つかりそうになった

②ゆっくり朝ごはんを食べていたら、遅刻(ちこく)しそうになった

③A:学校に来る時に、事故(じこ)に遭(あ)いそうになった
 B:え!?何(なに)もなくてよかったね

④今日、運転(うんてん)していた時に電柱(でんちゅう)にぶつかりそうになった

⑤うそをついていたことが、彼女にばれそうになった


⑥危(あや)うく、だまされそうになった
 

【説明】
「Aそうになる」は「もう少しでAになる可能性(かのうせい)があった」という意味の文型です。「もう少しでAという状況(じょうきょう)になったが、(Aの状況に)ならなかった」と言いたい時に使(つか)います。

[例]
①0点のテストが見つかりそうになった
→もう少しで見つかる可能性があったが、見つからなかった

②ゆっくり朝ごはんを食べていたら、遅刻しそうになった
→遅刻する可能性があったが、遅刻しなかった

③学校に来る時に、事故に遭いそうになった
→もう少しで事故に遭う可能性があったが、遭わなかった

④今日、運転していた時に電柱にぶつかりそうになった
→もう少しでぶつかる可能性があったが、ぶつからなかった

⑤うそをついていたことが、彼女にばれそうになった
→もう少しでばれる可能性があったが、ばれなかった

⑥危うく、だまされそうになった
→もう少しでだまされる可能性があったが、だまされなかった


よくない結果を避(さ)けることができたという意味を強調(きょうちょう)する「〜ところだった」と一緒(いっしょ)に覚(おぼ)えておきましょう。また「〜そう」がつく文型はたくさんありますので、復習(ふくしゅう)をしておきましょう😉


【「そう」がつく文型】



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blog直す

【接続】
動詞[ます形]+直す 


【意味】
もう一度(いちど)〜する


【例文】
①もう一度、写真(しゃしん)を撮(と)り直(なお)してくれるかな?
→もう一度、写真を撮ってくれるかな?


②A:服(ふく)が汚(よご)れているよ
 B:え!?昨日(きのう)洗(あら)ったのに…
 A:もう一回(いっかい)、洗い直したほうがいい
→もう一度、洗ったほうがいいね



③先生:漢字(かんじ)の間違(まちがい)いがたくさんありました。明日(あす)までに作文(さくぶん)を書き直してきてください
 学生:…はい 
→もう一度、作文を書いてきてください



④間違(まちが)っているところがないか、見直してから提出(ていしゅつ)してください
→もう一度、見てから提出してください

⑤A:彼氏(かれし)と別(わか)れようと思っているの
 B:え!?彼はイケメンだしとてもやさしいじゃん!考(かんが)え直したら
→もう一度、考えたら?




⑥A:もしもし、山田くんいますか?
 B:今(いま)出かけています
 A:そうですか。では、またかけ直します
→また、もう一度かけます


【説明】
「〜直(なお)す」は「もう一度〜する」という意味の文型です。間違いや悪(わる)いところ、不満(ふまん)に思うところを正(ただ)しい状態(じょうたい)に修正(しゅうせい)・訂正(ていせい)するために「もう一度〜する」と言いたい時に使われます。



「〜直す」は、会話(かいわ)でもよく使われますので復習(ふくしゅう)をしておきましょう😉


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blog折に
【接続】
動詞[辞書形・た形]+折に
名詞[辞書形]+の折に
動詞[辞書形・た形]+折には
名詞[辞書形]+の折には


【意味】
〜時に


【例文】
①上司:これはどういうことなんだ?
 部下:その件(けん)につきましては、会議(かいぎ)の折に詳(くわ)しくご説明いたします
 上司:そうか
→会議の時に詳しくご説明いたします


②東京にいらっしゃる折には、ぜひ遊びにきてくださいね
→東京にいらっしゃる時には、ぜひ遊びにきてくださいね

③出張(しゅっちょう)で東京に行った折に、お世話(せわ)になった先生に会いに行った
→出張で東京に行った時に、お世話になった先生に会いに行った

④お近くにいらっしゃる折には、お食事(しょくじ)にでも行きましょう
→お近くにいらっしゃる時には、お食事にでも行きましょう


⑤説明会の折に、偶然(ぐうぜん)山田くんに会いました
→説明会の時に、偶然山田くんに会いました


【説明】
「〜折(おり)に」は「〜時に」という意味の文型です。かたくて丁寧(ていねい)な言い方ですので、敬語(けいご)を使うような場面(ばめん)でよく使われます。



【上級レベルの人へ】 
「折り」には「機会(きかい)」という意味があります。「折り」を使った慣用表現(かんようひょうげん)を覚えておきましょう😉

折があれば(おりがあれば)
→機会があれば

折を見て(おりをみて)
→都合(つごう)がいい時

折に触れて(おりにふれて)
→機会がある時はいつも

折も折(おりもおり)
→ちょうどその時

似(に)ている文型に「〜際(に)」がありますので、復習(ふくしゅう)しておきましょう😊



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