絵でわかる日本語

日本語文法・自動詞他動詞・口語形・間違えやすい日本語・擬音語・擬態語などを「絵」で説明します。日本語を勉強している人のためのブログです😊

カテゴリ:日本語文法 > 「という」シリーズ

blogNというもの
【接続】
名詞[辞書形]+というもの

【意味】
強調(きょうちょう) 

【例文】
①うちの子(こ)は努力(どりょく)というものをしない
→うちの子は努力をしない

②私(わたし)は幸(しあわ)せというものを感(かん)じたことがない
→私は幸せを感じたことがない

③あの子は母親(ははおや)の愛(あい)というものを知(し)らない 
→あの子は母親の愛を知らない

④彼(かれ)は人(ひと)に感謝(かんしゃ)というものをしたことがない
→彼は人に感謝をしたことがない

④君(きみ)はプライドというものを持(も)っていないのかい?
→君はプライドを持っていないのかい?
(復習:〜かい?・〜だい?) 


【説明】
「Nというもの」は「N」を強調(きょうちょう)して言(い)いたい時(とき)に使(つか)われる文型(ぶんけい)です。強調ですから、「〜というもの」がなくても意味(いみ)は同(おな)じです😅「N」に使用(しよう)する名詞(めいし)はほとんど決(き)まっていて、その名詞を強調的に言いたい時に使います。見(み)たり聞(き)いたりする機会(きかい)があまりないと思(おも)いますので、余裕(よゆう)がある人は覚(おぼ)えておくといいと思います😊


【上級レベルの人へ】
一般論(いっぱんろん)を表(あらわ)す「〜というものは〜だ」とは区別(くべつ)して覚えておきましょう。「〜というものは」は一般的考え方を表す文型ですので、後(うし)ろには「〜ものだ」がよくきます。(復習:〜ものだ(一般的考え方)

[例]
子供(こども)というものはかわいいものだ


「〜もの」とつく文型はたくさんありますのでがんばって覚えてくださいね😀忘(わす)れた人は復習(ふくしゅう)をしておきましょう😉

【「という」シリーズ】
〜ということだ
〜というところだ
〜というのは
〜というのも〜からだ
〜というもの(Nというもの)
〜というより

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blogという(名前)
【接続】
名詞[辞書形]+という+名詞

【意味】
〜という名前(なまえ)の〜

【例文】
①山田という
→山田という名前の人

②ひまわりという花(はな)
→ひまわりという名前の花

③ポチという犬(いぬ)
→ポチという名前の犬

④オレンジという会社(かいしゃ)
→オレンジという名前の会社

⑤オリンピックという競技大会(きょうぎたいかい)
→オリンピックという競技大会

【説明】
「〜という」は「〜という名前の〜」という意味を表す文型です。「人」「動物(どうぶつ)」「もの」「こと」などの名前を言いたい時に使われます😊友達や家族との間(あいだ)では「〜という」は「〜って」にチェンジすることができます。また「〜という」を「〜って」にすることも可能(かのうです😮(復習:口語形「〜って(引用)」

[「〜という=〜って」「〜という=〜っていう」の例]

山田という
山田って
山田っていう

上の3つは全部(ぜんぶ)同じ意味です😊「〜という」にはたくさん意味があります😨少しずつブログに載(の)せますのでしっかりと区別(くべつ)して覚(おぼ)えて会話(かいわ)で使ってみてくださいね😉 

【「という」シリーズ】
〜ということだ
〜というところだ
〜というのは
〜というのも〜からだ
〜というもの(Nというもの)
〜というより

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blogというより
【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+というより

【意味】
Aとい言ってもいいが、Bと言ったほうが適切だ
Aという言い方でもいいが、Bと言う方が合っている言い方だ


【例文】
①クーラーが強すぎて、涼しいというより寒い
→クーラーが強すぎて、涼しいと言ってもいいけれど、どちらかというと寒い

②彼女は節約家(せつやくか)というよりケチだよ
→彼女は節約家だと言ってもいいけれど、ケチだという言い方の方が合っているよ

③このアニメは子供向けというより大人向けだ
→このアニメは子供向けということもできるが、どちらかというと大人向けだ

④山田君はかっこいいというよりおしゃれだ
→山田君はかっこいいと言ってもいいが、おしゃれだと言った方が適切だ

【説明】
「AというよりB」は「Aと言うことができるが、Bと言った方が適切な言い方だ」という意味で使用されます。この文型のポイントは「A」という言い方を否定しているのではないというところです😮「A」でもいいが「B」という言い方が合っていると言いたい時に使う文型ですね😉 また、この文型は「Aというより、むしろB」というように「むしろ」と一緒に使われる場合もあります😊(「むしろ」があってもなくても意味は同じです)

[例]
クーラーが強すぎて涼しいというよりむしろ寒い

会話でもよく使われる文型ですのでしっかりと覚えましょう😄 

【「という」シリーズ】
〜ということだ
〜というところだ
〜というのは
〜というのも〜からだ
〜というもの(Nというもの)
〜というより

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今回は「という」シリーズの1つ、「〜といえば・〜というと」についてです😊
blogといえば・というと

【接続】
名詞[辞書形]+といえば 
名詞[辞書形]+というと

【意味】
(連想することについて話す)〜について話すと

【例文】
①春といえば桜だ / 春というと桜だ
→春と聞くとを連想する

②2020年といえば東京オリンピックですね / 2020年というと東京オリンピックですね
→2020年東京オリンピックの年ですね

③和食といえばお寿司ね / 和食というとお寿司ね
→和食と聞くと、お寿司を1番に連想する

④A:もう2月だね…時間が経つのは早いね
 B:2月といえばもうすぐバレンタインだね! / 2月というともうすぐバレンタインだね!
→2月バレンタインデーがある月だね!

【説明】
「〜といえば・〜というと」はある話題を受けて、そこから連想することを言ったり、それについて話したりする時に使われます😀主題や話題を表す助詞の「〜は」に似ています。相手が話したことを聞いてそれを話題にして会話を続けたり、相手から聞いて連想したことを言う時に使用されます😀「〜といえば」と「〜というと」はほとんどの場合チェンジすることができますが、「〜といえば」には他の使い方もありますので、それはまた次回掲載します😉

上級レベルの人へ】(とても細かい説明です😳)
連想を表す「〜といえば」「〜というと」はほとんどの場合書き換えが可能ですが、「〜といえば」が何かを思い出した時に使用されることが多いのに対し「〜というと」は相手に聞き返す場合によく使われるという性質があります。相手にその話題について質問する場合は「〜といえば」は使えなくなります😨

[例文]
秘書:社長、山田さんから電話がありました
社長:山田さんというとA会社の山田さんか?
秘書:はい、そうです。

この場合、社長が秘書に話題である「山田さん」について聞き返す状況になっていますので「といえば」は使用不可になります😦

⭕️山田さんというとA会社の山田さんか?(聞き返しOK
❌山田さんといえばA会社の山田さんか?(聞き返し不可

少し細かい説明になりましたが、上級レベルの人はぜひ覚えておいてください😀

【「という」シリーズ】
〜ということだ
〜というところだ
〜というのは
〜というのも〜からだ
〜というもの(Nというもの)
〜というより

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blogということだ①(伝聞)
【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+ということだ
*形容詞・名詞の現在肯定形は「ーだということだ」となる
(例:きれいだということだ・学生だということだ)



【意味】
(伝聞・伝言)〜だそうだ



【例文】
①明日は晴れるということだ
→明日は晴れるそうだ

②新しい先生はやさしいということだ
→新しい先生はやさしいそうだ

③黄さんは日本語能力試験に合格したということだ
→黄さんは日本語能力試験に合格したそうだ


【説明】
「〜ということだ」は「〜そうだ」という意味で、どこかから得た情報を他の人にそのまま伝える時に使われる伝聞表現です。テレビのニュースや新聞などでよく使われる表現です。N3を受ける人は「〜とのことだ」と一緒に覚えましょう😉


[例]
明日は雪が降るということだ
=明日は雪が降るとのことだ


「〜ということだ」には「つまり〜という意味だ(説明文)」という意味の用法もありますので、復習をしておきましょう😀



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