【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+わけではない
【意味】
部分的(ぶぶんてき)に否定(ひてい)する
はっきりと否定的(ひていてき)なことを言(い)わない時(とき)に使う
【例文】
①フルーツが嫌(きら)いなわけではない
→フルーツが全部(ぜんぶ)嫌いなのではなくて、好(す)きなものもある【部分否定】
→フルーツは嫌いだ【はっきり「嫌い」と言わない時】
②英語(えいご)が話(はな)せないわけではない
→英語が全然(ぜんぜん)話せないのではなくて、少(すこ)しは話せる【部分否定】
→英語は話せない【はっきり「話せない」と言わない時】
③図書館(としょかん)の本(ほん)を全部読(よ)んだわけではない
→図書館の本を全部読んだのではないが、ほとんど読んだ【部分否定】
→図書館の本を全部読んだのではない【はっきりと「全部読んでいない」と言わない時】
④テニスができないわけではない
→テニスが全然できないのではなくて、少しはできる【部分否定】
→テニスができない【はっきり「できない」と言わない時】
⑤A:今日(きょう)、映画(えいが)を見(み)に行(い)きませんか?
B:今日は無理(むり)なわけではないんですが…
→今日は無理です【はっきり「無理」とは言わない時】
【説明】
「〜わけではない」は【一部否定(いちぶひてい)】【婉曲的(えんきょくてき)に否定的(ひていてき)なことを言う時】に使われる表現です。「婉曲的」とははっきり言わないことで、日本人(にほんじん)にとってはとても大切(たいせつ)な表現です😊【一部否定】か【婉曲的に言っている】かは場面(ばめん)や状況(じょうきょう)によって決(き)まります😀上の例文(れいぶん)のように、【一部否定】【婉曲的表現】のどちらの意味にもなる場合もあります😅
(復習:〜によって(区別))
[婉曲的表現の例]
①フルーツが嫌いなわけではない(=フルーツは嫌いです)
→はっきり「嫌いだ」というよりもやさしい表現
②今日は無理なわけではないんですが…(=今日は無理です)
→今日は「無理です」というよりもやさしい表現
日本人は【婉曲的表現】をとてもよく使います。みなさんにとってはとても複雑(ふくざつ)で覚(おぼ)えにくいかもしれませんが、日常会話(にちじょうかいわ)でもよく使う、とても大切な文型ですのでしっかりと覚えておきましょう😉
(復習:〜にとって)
【「わけ」シリーズ】
〜ないわけにはいかない
〜(という)わけ(実質名詞)
〜わけがない
〜わけがわからない(実質名詞)
〜わけだ(納得)
〜わけない(実質名詞)
〜わけにはいかない
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