【接続】
動詞[普通形]+おかげで・おかげか
い形容詞[辞書形]+おかげで・おかげか
な形容詞[辞書形]+なおかげで・なおかげか (例:きれいなおかげで・便利なおかげで)
名詞[辞書形]+のおかげで・のおかげか (例:あなたのおかげで・薬のおかげで)
【意味】
〜が原因・理由で…(いい結果が起こった)
【例文】
①先生のおかげで合格できました
→先生に教えてもらったから合格できました
②薬を飲んだおかげで頭痛(ずつう)が治(なお)った
→薬を飲んだから頭痛が治った
③毎日NHKを見ていたおかげで、リスニング力(りょく)がアップした
→毎日NHKを見ていたから、リスニング力がアップした
【説明】
「〜おかげで」は原因・理由を表す文型で「〜が原因・理由で…が起こった」という意味で使用される文法です😊いい結果が発生(はっせい)した場合に使用するのがほとんどですが、N2以上のレベルになると、皮肉(ひにく)・非難(ひなん)の気持ちを入れて使われることもあります😮
[皮肉の気持ちを入れて使われる場合の例]
①大雪(おおゆき)のおかげで電車が遅(おく)れて遅刻(ちこく)してしまった
→大雪が原因で、電車が遅れて遅刻してしまった
②あなたのおかげで大失敗したよ
→あなたが原因で、大失敗したよ
また相手(あいて)の動作(どうさ)でいい結果が発生した場合は「〜てくれったおかげで」「〜てもらったおかげで」というようになります😀
[例]
①先生に教えてもらったおかげで合格できました
→先生に教えてもらったから合格できました
②お母さんが起こしてくれたおかげで授業に間に合った
→お母さんが起こしてくれたから授業に間に合った
【補足説明①】
「〜おかげで」には「おかげさまで〜」という形もあります😮これは慣用的(かんようてき)な表現で、文の最初にしか使うことができません😨
⭕️おかげさまで、合格しました
❌先生のおかげさまで、合格しました→⭕️先生のおかげで、合格しました
❌N1に合格したのは、先生のおかげさまです→⭕️N1に合格したのは、先生のおかげです
【補足説明②】
最後に「〜おかげで」と「〜おかげか」の違いについてです。「〜おかげで」は原因理由がはっきりわかっている時に使用するのに対して、「〜おかげか」は原因理由がはっきりわかっていない時に使います😀
薬のおかげで頭痛が治った→「薬」を飲んだことが治った理由だとはっきりとわかっている
薬のおかげか頭痛が治った→「薬」を飲んだから治ったのかはっきりとわからない
「〜おかげか」は「たぶん〜が原因・理由で…」と覚えておくといいですね😉
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