【接続】
動詞[た形]+ものだ
【意味】
(過去を回想する表現)
よく〜したなぁ・〜だったなぁ
【例文】
①子供の頃は、よく泣いたものだ
→子供の頃は、よく泣いたなぁ…
②昔、この公園で遊んだものだ
→昔、この公園でよく遊んだなぁ…
【説明】
「〜たものだ」は「よく〜したなぁ」となつかしい気持ちを込めて過去のことを回想する時に使用されます。「〜たことがある」も過去の経験を表しますが、意味は少し違ってきます。
[〜たものだ]昔、この公園で遊んだものだ→この公園でよく遊んだなぁ…なつかしい思い出だ
[〜たことがある]昔、この公園で遊んだことがある→この公園で遊んだ経験がある
「〜たものだ」は「よく〜した」と習慣性を表すのに対し、「〜たことがある」は「〜た経験がある」というように回数には関係なく、多くの場合一回性のことを表します。
【まとめ】
[〜たものだ]→よく〜したなぁと過去の回想を表す《習慣性》
[〜たことがある]→経験を表す《一回性》
「〜たことがある」はN4の文法ですが会話でもよく使用されますので、しっかりと覚えられるといいですね😊
【「もの」シリーズ】
〜たいものだ・〜てほしいものだ
〜たものだ
〜たものではない
〜というもの(Nというもの)
〜ないものだろうか
〜ないものは〜ない
〜もの・〜んだもの
〜ものか
〜ものがある
〜ものだ(感慨)
〜ものだ(本来の性質・一般的な考え方)
〜ものだ・〜ものではない
〜もので・〜ものだから
〜ものと思っていた
〜ものなら
〜ものの
〜ものを
〜ようものなら