【接続】
動詞[辞書形]+まじき
名詞[辞書形]+にあるまじき
名詞[辞書形]+としてあるまじき
【意味】
〜てはいけない
〜として〜てはいけない
【例文】
①カンニングは、あるまじき行為(こうい)だ
②万引き(まんびき)をするなんて、警察官(けいさつかん)としてあるまじき行為だ
③無断欠席(むだんけっせき)するとは、社会人(しゃかいじん)にあるまじきことだ
④彼は、政治家(せいじか)としてあるまじき発言(はつげん)をした
⑤彼女は店員(てんいん)にあるまじき行動(こうどう)をし、レストランを首(くび)になった
⑥飲酒運転(いんしゅうんてん)は許(ゆる)すまじき行為だ
【説明】
「〜まじき」は「〜てはいけない」という意味の文型です。「Aにあるまじき〜」「Aとしてあるまじき〜」の形(かたち)で使われる場合(ばあい)は「A」には[職業(しょくぎょう)・立場(たちば)・地位(ちい)]などが入(はい)り、「Aとして〜てはいけない」「Aとして〜するべきではない」という意味になります。「あるまじき」「許すまじき」はよく使われる形で、「絶対(ぜったい)に〜てはいけない」「〜するのは許されない」という強い非難(ひなん)の気持ちを表します。古(ふる)い言い方で、使える単語(たんご)がほとんど決(き)まっています。
[例]
①カンニングは、あるまじき行為だ
→カンニングは、あってはいけない行為だ
②万引きをするなんて、警察官としてあるまじき行為だ
→警察官として、絶対にしてはいけない行為だ
③無断欠席するとは、社会人にあるまじきことだ
→無断欠席は、社会人として許されないことだ
④彼は、政治家としてあるまじき発言をした
→政治家として、するべきではない発言をした
⑤彼女は店員にあるまじき行動をし、レストランを首になった
→店員として許されない行動をし、首になった
⑥飲酒運転は許すまじき行為だ
→飲酒運転は、絶対にしてはいけない行為だ
「〜まじき」は日常会話で使われることはあまり多くありませんが、N1を受ける人はしっかりと覚えておきましょう😊
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