【接続】
動詞・形容詞・名詞[
動詞・形容詞・名詞[
【意味】
〜た場合は、〜という問題がある
〜た場合でも、問題はない
【例文】
①A:彼女がいていいな〜。ぼくも彼女が欲(ほ)しいなぁ
B:いたらいたで、いろいろ大変(たいへん)だよ…
②N1に合格できなかったらできなかったで、また次(つぎ)がんばればいいよ
③失敗(しっぱい)したら失敗したで、その時考(かんが)えよう
④大学に合格したら合格したで、なにかとお金が必要になる
⑤A:暑(あつ)くて死(し)にそう…やっぱり私は冬の方が好きだわ
B:冬になったらなったで「寒(さむ)くて死にそう」っていうんだろ?
【説明】
「AたらAで」は「Aた場合(ばあい)は、〜という問題(もんだい)がある」「Aた場合でも、問題はない」という意味の文型です。「A」には同じ単語(たんご)が入ります。「Aた場合は、〜という問題がある」は「〜でも〜でも、どちらの場合でも問題がある」と言いたい時に使われます。また「Aた場合でも、問題ない」は「そんなに大きな問題ではない。大丈夫(だいじょうぶ)だ」と言いたい時に使います。
[例]
①A:彼女がいていいな〜。ぼくも彼女が欲しいなぁ
B:いたらいたで、いろいろ大変だよ…
→彼女がいても、いろいろ大変だよ…
「彼女がいないと悲(かな)しいが、いる場合でもいろいろ大変だ」
②N1に合格できなかったらできなかったで、また次がんばればいいよ
→合格できなかったら、また次がんばればいいよ
「合格できないことは、そんなに大きな問題ではない」
③失敗したら失敗したで、その時考えよう
→失敗した場合は、その時考えよう
「失敗しても、そんなに大きな問題ではない」
④大学に合格したら合格したで、なにかとお金が必要になる
→合格した場合でも、なにかとお金が必要になる
「不合格では困るが、合格してもお金の問題はある」
⑤A:暑くて死にそう…やっぱり私は冬の方が好きだわ
B:冬になったらなったで「寒くて死にそう」っていうんだろ?
→冬になったら、「寒くて死にそう」っていうんだろ?
「夏でも冬でも、どちらの場合でも文句を言うんだろ?」
「な形容詞・名詞」の場合は「〜なら〜で」の方がよく使われます。
[例]
嫌(いや)だったら嫌だったで、そう言えばよかったじゃない!
=嫌なら嫌で、そう言えばよかったじゃない!
反対(はんたい)だったら反対で、ちゃんと理由(りゆう)を説明(せつめい)しなさい
=反対なら反対で、ちゃんと理由を説明しなさい
「〜たら〜で」は、覚えにくい文型の1つです。N1を受(う)ける人はしっかりと復習をしておきましょう😊
語学(日本語)ランキング
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村