【接続】
動詞I[ない形]+せる
動詞Ⅱ[ない形]+させる
する→させる
来る→来させる
【意味】
(〜するつもりはなかったが)〜が〜しなければいけない状況にしてしまった
(〜するつもりはなかったが)〜が〜という状況になってしまった
【例文】
①財布(さいふ)を忘(わす)れて、友達(ともだち)にお金(かね)を払(はら)わせてしまった
②電車(でんしゃ)が遅(おく)れて、彼氏(かれし)を待(ま)たせてしまった
③水(みず)をあげるのを忘れて、花を枯(か)れさせてしまった
④事故(じこ)でペットを死(し)なせてしまった
⑤私の不注意(ふちゅうい)で、子供(こども)にケガをさせてしまった
【説明】
「〜せる・〜させる」は動詞(どうし)の使役形(しえきけい)で「自分(じぶん)が悪(わる)かった」「自分のせいで〜した」というように【責任(せきにん)】の気持(きも)ちを表(あらわ)します。ほとんどの場合(ばあい)「AはBにCさせてしまった」「AはBをCさせてしまった」の形(かたち)が使われ、「〜する意志(いし)はなかったが、Aの不注意(ふちゅうい)でBがCする状況(じょうきょう)になってしまった」[予想外(よそうがい)の〜で、BがCする状況になってしまった]という意味(いみ)になります。「BがCという状況になってしまったのは、Aの責任だ」と言いたい時に使われる用法(ようほう)です。多(おお)くの場合は後悔(こうかい)する気持(きも)ちを表します。
[例]
①財布を忘れて、友達にお金を払わせてしまった
【A】私
【B】友達
【C】お金を払う
→不注意で財布を忘れ、友達がお金を払う状況になってしまった
②電車が遅れて、彼氏を待たせてしまった
【A】私
【B】彼氏
【C】待つ
→電車が遅れて、彼氏が待つという状況になってしまった
*電車が遅れたのは自分のせいではないが、彼氏を待たせたのは自分の責任だと思っている
③水をあげるのを忘れて、花を枯れさせてしまった
【A】私
【B】花
【C】枯れる
→私の不注意で、花が枯れるという状況になってしまった
④事故でペットを死なせてしまった
【A】私
【B】ペット
【C】死ぬ
→私の不注意で事故が起こり、ペットが死ぬという状況になってしまった
*ペットが死んだのは、自分の責任だと思っている
⑤私の不注意で、子供にケガをさせてしまった
【A】私
【B】子供
【C】ケガをする
→私の不注意で、子供がケガをするという状況になってしまった
ちなみに、日常会話(にちじょうかいわ)でよく使われる「お待たせしました」「お待たせいたしました」はこの用法(ようほう)です😊「使役形」にはたくさん用法がありますので、復習をしておきましょう😀
【使役形シリーズ】
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