blogものだ(一般的考え方)
【接続】
動詞[原形]+ものだ
動詞[ない形]+ものだ


【意味】
〜は普通(ふつう)のことだ
多(おお)くの人(ひと)は〜だと思(おも)っている


【例文】
①飲みすぎてしまった時は、もうお酒(さけ)はやめようと思(おも)うものだ
→飲みすぎてしまった時は、もうお酒をよめようと多くの人は思う


②しかし、そんなに簡単(かんたん)にはやめられないものだ
→しかし、普通はそんなに簡単にやめられない

③赤(あか)ちゃんは泣(な)くものだ
→赤ちゃんが泣くのは普通のことだよ

④人の気持(きも)ちは、なかなかわからないものだ
→多くの人は、人の気持ちはなかなかわからないと思っている


⑤面接(めんせつ)の時は、誰(だれ)でも緊張(きんちょう)するものだ
→面接の時は、普通誰でも緊張する

⑥アイスを食べすぎると、お腹(なか)を壊(こわ)すものだ
→アイスを食べすぎると、お腹を壊すのは普通のことだ


⑦年(とし)をとるにつれて、オールできなくなってくるものだ
→年をとるにつれて、オールができなくなってくるのは普通のことだ




【説明】
「〜ものだ・〜ないものだ」は[一般的な考え方]を表す文型で、「〜は普通(ふつう)のことだ」「普通、〜は〜だ」という意味で使われます。一般的(いっぱんてき)に言われていることや、多(おお)くの人の考(かんが)え方(かた)を言う場合(ばあい)に使用(しよう)される文型です。否定形(ひていけい)はほとんどの場合「〜ないものだ」となります😦


上級レベルの人へ】(かなり細かい説明です😅)
ほとんどの参考書(さんこうしょ)では「〜ものだ」の否定形「〜ないものだ」「〜ものではない」の細(こま)かい説明はのっていません。一般的に、[一般的考え方・本来(ほんらい)の性質・変わらない事実(じじつ)]の否定形は「〜ないものだ」が使われ、[当然(とうぜん)・義務(ぎむ)]を表す「〜ものだ」の否定形は「〜ものではない」が使われます。



[例]
①上司(じょうし)には友達言葉を使わないものだ→一般的に考えて、友達言葉を使わないのが普通だ

②上司には友達言葉を使うものではない→上司には友達言葉を使うべきではない 

[説明]
①は一般論(常識)を述べているのに対し、②は多くの場合禁止(きんし)に近い意味を表します 😀


「もの」がつく文型はたくさんあり、とても複雑(ふくざつ)です。日本語能力試験を受(う)ける人は、しっかりと復習をして区別して覚えておきましょう😊



語学(日本語)ランキング
にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へ
にほんブログ村
にほんブログ村 外国語ブログへ
にほんブログ村