【接続】
動詞[た形]+末(に)
名詞[辞書形]+末(に)
【意味】
いろいろ〜した結果(けっか)、〜した
いろいろ〜した後(あと)で、〜という結果になった
長い間(あいだ)〜して、最終的(さいしゅうてき)に〜した
【例文】
①3年間(ねんかん)がんばって勉強(べんきょう)した末(すえ)に、N1に合格(ごうかく)した
→3年間がんばって勉強した結果、N1に合格した
②いろいろ考(かんが)えた末に、留学(りゅうがく)することにした
→いろいろ考えた結果、最終的に留学することに決(き)めた
③お父さんとお母さんは大恋愛(だいれんあい)の末に結婚(けっこん)したそうだ
→大恋愛をした結果、結婚したそうだ
④長い間(あいだ)悩(なや)んだ末に、夢(ゆめ)をあきらめることにした
→長い間悩んで、夢をあきらめることにした
⑤犯人(はんにん)は2年間逃(に)げ続(つづ)けた末に、警察(けいさつ)に捕(つか)まった
→2年間逃げ続けて、最終的に警察に捕まった
【説明】
「A末(すえ)にB」は「Aした結果(けっか)、Bした」という意味の文型です。この文型は「長い間AしてBした」「いろいろAした後(あと)で、Bという結果になった」というように、「B」の結果になるまで【時間がかかった】【大変(たいへん)だった】という意味を強調(きょうちょう)します。「〜末に」の「に」は省略(しょうりゃく)することができます。
[例]
①3年間がんばって勉強した末に、N1に合格した
「3年間」→「長い間がんばった」ことを強調
②いろいろ考えた末に、留学することにした
「いろいろ考えた」→「長い間考えた」ことを強調
③お父さんとお母さんは大恋愛の末に結婚したそうだ
「大恋愛」→「大変なことがたくさんあった」ことを強調
④長い間悩んだ末に、夢をあきらめることにした
「長い間悩んだ」→「長い間」を強調
⑤犯人は2年間逃げ続けた末に、警察に捕まった
「2年間逃げる」→「長い間」「大変だった」ことを強調
また、後(うし)ろに名詞(めいし)がくる場合(ばあい)は「〜末の+名詞」になります。
[例]
N1合格は、すごく努力(どりょく)した末の結果だ
「〜末に」は書き言葉的(かきことばてき)で、【いい結果】と【悪い結果】の両方(りょうほう)に使うことができます。関連文型に「〜あげく」がありますので、復習(ふくしゅう)をしておきましょう。
【関連文型】
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