【接続】
名詞[辞書形]+にもまして
疑問詞+にもまして
【意味】
〜もそうだが、〜はそれ以上(いじょう)に
〜以上に
【例文】
①今回(こんかい)のN1は、前(まえ)にもまして難(むずか)しかったの…
→前のN1も難しかったが、今回は前よりももっと難しかったの…
②がんばって勉強(べんきょう)したことが、何(なに)にもまして大切(たいせつ)なんだよ
→がんばって勉強したことが、何よりも一番大切なんだよ
③今日(きょう)の山田(やまだ)くんは、いつにもましてケチだ…
→今日の山田くんは、いつも以上(いじょう)にケチだ…
④去年(きょねん)にもまして、今年(ことし)は寒(さむ)いね
→去年も寒かったが、今年はそれ以上に寒いね
⑤夏(なつ)の暑(あつ)さにもまして嫌(いや)なのは、湿気(しっけ)だ
→夏の暑さも嫌だが、湿気はそれ以上に嫌だ
⑥以前(いぜん)にもまして、日本語(にほんご)が上手(じょうず)になったね!
→以前よりもっと日本語が上手になったね!
⑦彼女(かのじょ)は、誰(だれ)にもまして親切(しんせつ)だ
→彼女は、誰よりも親切だ
【説明】
「AにもましてB」は「Aもそうだが、Bはそれ以上(いじょう)に〜」「A以上にB」という意味(いみ)の文型(ぶんけい)です。「疑問詞(ぎもんし)+にもまして」や「Aにもまして〜のはBだ」という形(かたち)がよく使(つか)われます。「前(まえ)にもまして・以前(いぜん)にもまして」は「前よりもっと」という慣用的表現(かんようてきひょうげん)です。
「疑問詞+にもまして」
・いつにもまして→いつも以上に
・誰にもまして→誰よりも
・何にもまして→何よりも一番・最(もっと)も
・どこにもまして→どこよりも
「前にもまして・以前にもまして」
→前よりもっと
「Aにもまして〜のはBだ」
→Aはもちろん〜だが、Bはもっと〜だ
また、「A。それにもましてB」という形もあります。
[例]
去年は寒かった。それにもまして今年は寒い
「〜にもまして」は漢字(かんじ)で書くと「〜にも増して」と書きます。使われる形が決(き)まっていますので、覚えておくといいと思います😊
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