
【接続】
動詞[辞書形]+べくして
【意味】
当然(とうぜん)の結果(けっか)として〜になった
【例文】
①彼女(かのじょ)はN1に合格(ごうかく)するべくして合格した
②彼(かれ)は毎日(まいにち)がんばって練習(れんしゅう)していた。試合(しあい)には勝(か)つべくして勝ったんだよ
③A:あの交差点(こうさてん)で大(おお)きな事故(じこ)があったそうだよ
B:あそこには信号(しんごう)がなくて危(あぶ)ないと思(おも)っていたんだ
A:あの事故は起(お)こるべくして起こってしまったんだね…
(復習:〜そうだ(伝聞))
(復習:〜てしまう(完了))
(復習:〜てしまう(残念・後悔))
④私(わたし)と彼(かれ)は出会(であ)うべくして出会ったの。だって運命(うんめい)の赤(あか)い糸(いと)で結(むす)ばれているんだもの
(復習:「赤い糸」って何?)
(復習:だって〜)
(復習:〜もの・〜んだもの)
【説明】
「〜べくして」は「当然(とうぜん)の結果(けっか)として〜になった」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。ほとんどの場合(ばあい)、「AべくしてAした」というように「A」には同(おな)じ動詞(どうし)入(はい)り、「当然Aになるだろうと予想(よそう)していたことが実際(じっさい)に起(お)こった」という意味で使(つか)われます。
[例]
①彼女はN1に合格するべくして合格した
【予想】合格するだろう
→きっと合格するだろうと思っていた。そして実際に合格した
②彼は毎日がんばって練習していた。試合には勝つべくして勝ったんだよ
【予想】試合に勝つだろう
→がんばっていたから勝つと思っていた。そして実際に彼は試合に勝った
③A:あの交差点で大きな事故があったそうだよ
B:あそこには信号がなくて危ないと思っていたんだ
A:あの事故は起こるべくして起こってしまったんだね…
【予想】いつか事故が起こるだろう
→いつか事故が起こると思っていた。そして実際に事故が起こってしまった
④私と彼は出会うべくして出会ったの
【予想】彼は運命の人だからいつかどこかで出会うだろう
→赤い糸で結ばれている彼に実際に出会った
また「する」の場合は「〜するべくして」「〜すべくして」の両方(りょうほう)を使うことができます😊
[例]
彼女はN1に合格するべくして合格した
=彼女はN1に合格すべくして合格した
「〜べくして」はとてもかたい言(い)い方(かた)ですので、ほとんどの場合は書(か)き言葉(ことば)として使われます。
【「べき」がつく文型】
〜べくもない

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