blog限り(限界)
【接続】
動詞[辞書形]+限り
動詞[可能形・可能動詞]+限り
名詞[辞書形]+の限り


【意味】
〜の限界(げんかい)まで
〜のすべてを使(つか)って〜



【例文】
①できる限(かぎ)りのことはした。あとは結果(けっか)を待(ま)つだけだ
→自分(じぶん)ができることはすべてした。あとは結果を待つだけだ

②彼女(かのじょ)は声(こえ)の限り「助(たす)けて〜!」と叫(さけ)んだ
→彼女はとても大(おお)きな声で「助けて〜!」と叫んだ

③彼(かれ)は、持(も)てる限りの荷物(にもつ)を持ってくれた
→彼は、持てる限界(げんかい)までの荷物を持ってくれた

④明日(あす)の試合(しあい)は命(いのち)の限り戦(たたか)うぞ!
→明日の試合は、力を出(だ)し切(き)って戦うぞ
(復習:〜きる

⑤見渡(みわた)す限りの星空(ほしぞら)が広(ひろ)がっている
→見渡す範囲(はんい)すべてに星空が広がっている
(復習:〜ている(結果の状態)


【説明】
「〜限(かぎ)り」は[限界(げんかい)]を表(あらわ)す文型(ぶんけい)で「〜の限界まで」「〜のすべてを使(つか)って〜」という意味(いみ)で使用(しよう)されます。この文型は「A限りB」の形(かたち)で、「A」を限界いっぱいまで使って「B」をすると言(い)いたい時(とき)に使います😊「〜限り」には慣用表現(かんようひょうげん)がいくつかあります。

[「〜限り」を使った慣用表現]
力の限り→能力(のうりょく)・体力(たいりょく)を全部(ぜんぶ)使う
命の限り→力を全部使う
贅沢(ぜいたく)の限りを尽(つ)くす→最高(さいこう)に贅沢にする
見渡す限り→見渡せるすべての範囲


「限り」がつく文型はたくさんありますので、しっかりと区別(くべつ)をして覚(おぼ)えておきましょう😉

【「限る」シリーズ】
〜限り(限界)
〜限り(は)
〜限りだ
〜限りで・N限りのN(限定)
〜限りでは(範囲)
限りなく〜に近い
〜とは限らない
〜ない限り(は)
〜に限ったことではない
〜に限らず(〜も)
〜に限る
〜を限りに

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