【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+と言わんばかりに
【意味】
実際(じっさい)には〜と言(い)っていないが、〜と言いそうな顔(かお)で〜
実際には〜と言っていないが、〜と言いそうな様子(ようす)で〜
実際には〜と言っていないが、〜と言いそうな態度(たいど)で〜
【例文】
①まずいと言(い)わんばかりの顔(かお)をして食(た)べている
→実際(じっさい)に「まずい」とは言っていないが、「まずい」と言いそうな顔をして食べている
②うちの犬(いぬ)は、私(わたし)が帰(かえ)ると「おかえり」と言わんばかりに走(はし)ってくる
→実際に「おかえり」と言っていないが、「おかえり」と言いそうな様子(ようす)で走ってくる
③遅刻(ちこく)をしたら、出(で)て行(い)けと言わんばかりににらまれた
→実際に「出て行け」と言っていないが、「出て行け」と言いそうな態度(たいど)でにらまれた
④失敗(しっぱい)したのは彼女(かのじょ)のせいだと言わんばかりの表情(ひょうじょう)で、みんなが彼女(かのじょ)を見(み)ている
→みんなは「彼女のせいだ」と言っていないが、「彼女のせいだ」と言いそうな顔で彼女を見(み)ている
⑤彼(かれ)は、こんな問題(もんだい)は簡単(かんたん)だと言わんばかりに、どんどん問題を解(と)いていく
→実際に「簡単だ」と言っていないが、「簡単だ」と言いそうな様子(ようす)でどんどん問題を解いていく
【説明】
「〜と言(い)わんばかり」は「実際(じっさい)は〜と言(い)っていないが、〜と言いそうな顔(かお)・様子(ようす)・態度(たいど)で〜」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。例文(れいぶん)①のように、後(うし)ろに名詞(めいし)がくる場合(ばあい)は「〜と言わんばかりの+名詞(めいし)」になります😀また「〜とばかりに」は「〜と言わんばかりに」の省略形(しょうりゃくけい)ですので、チェンジすることができます😮
[例]
まずいと言(い)わんばかりの顔(かわ)をしている
=まずいとばかりの顔をしている
うちの犬(いぬ)は、私(わたし)が帰(かえ)ると「おかえり」と言わんばかりに走(はし)ってくる
=「おかえり」とばかりに走ってくる
「〜と言わんばかり・〜とばかり」はかたい言(い)い方(かた)ですので、ほとんど書(か)き言葉(ことば)として使(つか)われます。N1を受(う)ける人(ひと)は「〜んばかり」も一緒(いっしょ)に覚(おぼ)えておくといいと思(おも)います😉
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