＊（復習：〜かな・〜かしら（文法））
＊（復習：〜かな・〜かしら（口語形））

【接続】
動詞［て形］＋てならない
い形容詞［て形］＋てならない 
な形容詞［て形］＋でならない 


【意味】
とても〜だ
すごく〜だ
自然（しぜん）に〜という気持（きも）ちになる


【例文】
①N１に合格（ごうかく）できるかどうか心配（しんぱい）でならない
→N１に合格できるかどうか、とても心配だ

②昨日（きのう）はカラオケでオールしたので、眠（ねむ）くてならない
→昨日はカラオケでオールしたので、すごく眠い
（復習：オールする）

③日本（にほん）へ行（い）ったのに、お寿司（すし）を食（た）べずじまいだった…残念（ざんねん）でならない
→お寿司を食べずじまいだったのでとても残念だ
（復習：〜ずじまい）

④山田（やまだ）くんは文句（もんく）ばっかり言（い）うから、腹（はら）が立（た）ってならない
→山田くんは文句ばっかり言うから、すごく腹が立つ
（復習：〜ばっかり・〜ばっか）
（復習：腹が立つ）

⑤あの曲（きょく）をきくたびに、昔（むかし）のことが思（おも）い出（だ）されてならない
→あの曲をきくたびに、自然（しぜん）に昔のことが思い出される
（復習：〜たびに）


【説明】
「〜てならない」は「すごく〜だ」「自然（しぜん）に〜という気持（きも）ちになる」という意味（いみ）を表（あらわ）す文型（ぶんけい）です。この文型は【感情（かんじょう）】や【感覚（かんかく）】が発生（はっせい）し、自分（じぶん）ではその気持ちが抑（おさ）えられない場合（ばあい）に使（つか）います。 

［例］
①N１に合格できるかどうか心配でならない
【感情】心配
→心配する気持ちが抑えられない

②昨日はカラオケでオールしたので、眠くてならない
【感覚】眠い
→眠いという感覚が抑えられない

③日本へ行ったのに、お寿司を食べずじまいだった…残念でならない
【感情】残念
→残念だと思う気持ちが抑えられない

④山田くんは文句ばっかり言うから、腹が立ってならない
【感情】腹が立つ
→怒りたいという気持ちが抑えられない

⑤あの曲をきくたびに、昔のことが思い出されてならない
【感覚】思い出す
→自然に思い出してしまう
（復習：〜てしまう） 


【余裕のある人へ】
「〜てならない」は「もの」に対（たい）する評価（ひょうか）には使（つか）うことができませんので気（き）をつけましょう😨

［例］
❌あの映画（えいが）はつまらなくてならない
→「つまらない」のは「映画」
→あの映画は「つまらない」という評価 

❌あの本（ほん）はおもしろくてならない
→「おもしろい」のは「本」
→あの本は「おもしろい」という評価

⭕️英語（えいご）の授業（じゅぎょう）が嫌（いや）でならない
→「嫌」なのは「私（わたし）」 

⭕️試験（しけん）の結果（けっか）が心配（しんぱい）でならない
→「心配」なのは「私」

ものを評価したい場合は「とても〜だ」と言えばOKです。

［例］
❌あの映画はつまらなくてならない
⭕️あの映画はとてもつまらない

❌あの本はおもしろくてならない
⭕️あの本はとてもおもしろい 

「〜てならない」は、かたい言い方（かた）ですので書（か）き言葉（ことば）として使われることがほとんどです。N２以上（いじょう）を受（う）ける人（ひと）は、テストのために覚（おぼ）えておくといいと思います😉
（復習：〜として）
（復習：〜ために（目的））
（復習：〜ておく）


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