
【接続】
動詞・形容詞[ない形]+までも
名詞[ーでない]+までも
【意味】
〜の程度(ていど)でなくてもいいから〜(最低限)くらい
【例文】
①海外旅行(かいがいりょこう)とは言(い)わないまでも、国内旅行(こくないりょこう)くらいには行きたかった
→海外旅行でなくてもいいから、国内旅行くらいには行きたかった
②10Kgとは言わないまでも、3Kgはやせたいな…
→10Kgでなくてもいいから、5Kgはやせたいな
③100点(てん)とは言わないまでも、80点は取(と)りたい
→100点でなくてもいいから、80点くらいは取りたい
④予習(よしゅう)や復習(ふくしゅう)はしないまでも、宿題(しゅくだい)くらいしなさい
→予習や復習はしなくてもいいから、宿題くらいしなさい
【説明】
「〜ないまでも」は「〜の程度(ていど)でなくてもいいから、最低(さいてい)〜くらい」という意味(いみ)で使(つか)われる文型(ぶんけい)です。「AないまでもB」の形(かたち)で、「程度が高(たか)い「A」ではなくてもいいから、「A」より程度が低(ひく)い「B」くらい〜」というように使用(しよう)しますから、「A」には必(かなら)ず「B」よりも程度が高いものがこなくてはいけません😮
[例]
①海外旅行とは言わないまでも、国内旅行くらいには行きたかった
【A】海外旅行→国内旅行よりお金(かね)も時間(じかん)もかかる
【B】国内旅行
②10kgとは言わないまでも、5Kgはやせたい
【A】10Kg→5Kgよりも大変(たいへん)
【B】5Kg
また「〜ないまでも」は「〜とは言わないまでも」とよく使いますので、「〜とは言わないまでも」の形を暗記(あんき)しておくといいと思(おも)います😉後(うし)ろにはよく使われる表現が決まっていますのでいくつか覚えておきましょう。
[「〜ないまでも」とよく使う表現]
・〜ないまでも+〜たい
・〜ないまでも+〜てほしい
・〜ないまでも+〜なさい
・〜ないまでも+〜てください
・〜ないまでも+〜たほうがいい
・〜ないまでも+〜べきだ(復習:〜べきだ)
・〜ないまでも+〜てたいものだ(復習:〜たいものだ)
【余裕がある人へ】
①「〜ないまでも」は「〜ないけれども、まあまあ〜」という意味でも使われることがあります😮
(復習:〜ことがある)
[例]
彼女(かのじょ)は美人(びじん)だとは言わないまでも、かわいいと思うよ
→彼女は美人ではないけれども、まあまあかわいいと思うよ
十分(じゅうぶん)とは言わないまでも、ちゃんとお礼(れい)をしたよ
→十分ではないけれども、ちゃんとお礼をしたよ
②「〜ないまでも」のかたい言い方は「〜ぬまでも」です。「〜ぬまでも」は動詞(どうし)にしか使わないということを覚えておきましょう😀
[例]
海外旅行とは言わないまでも、国内旅行くらいには行きたかった
=海外旅行とは言わぬまでも、国内旅行くらいには行きたかった
「〜ぬまでも」を会話で使用する機会(きかい)はないと思いますが、上級レベルの人は一緒(いっしょ)に覚えておきましょう😉
【「まで」がつく文型】
〜たまでだ・〜たまでのことだ
〜たらそれまでだ・〜ばそれまでだ
〜ないまでも
〜に至るまで
〜までして
〜までだ・〜までのことだ(V辞+までだ)
〜までに
〜までになる
〜までもない

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