絵でわかる日本語

日本語文法・自動詞他動詞・口語形・間違えやすい日本語・擬音語・擬態語などを「絵」で説明します。日本語を勉強している人のためのブログです😊

blogわけにはいかない
【接続】
動詞[原形]+わけにはいかない

【意味】
(何か事情があって)〜することができない

【例文】
①明日は試験だ。まだ寝るわけにはいかない
 →明日は試験だから、まだ寝ることができない(周囲の事情:試験がある)

②今日は大事な会議がある。熱があるが会社を休むわけにはいかない 
 →今日は大事な会議があるから、熱があるが会社を休むことができない(周囲の事情:会議がある)

③上司はまだ残業中だ。部下の私が先に帰るわけにはいかない
 →上司はまだ残業中だから、部下の私が先に帰ることはできない(周囲の事情:上司が残業中)

 【説明】
「〜わけにはいかない」は、何か事情があって「〜することができない」という意味で使われます。この文型は、(自分の)周囲の事情があって〜することができないという表現ですから、能力や個人的な事情が理由でできないという場合には使用できません😣 

❌魚のにおいが苦手なので、食べるわけにはいかない
⭕️魚のにおいが苦手なので、食べることができない(個人的理由

❌英語の授業が嫌いだったので、今でも話すわけにはいかない
⭕️英語の授業が嫌いだったので、今でも話すことができない(個人的理由

❌人とうまく話せないので、合コンに行くわけにはいかない
⭕️人とうまく話せないので、 合コンに行くことができない(能力・個人的理由

【「わけ」シリーズ】

〜ないわけにはいかない
〜(という)わけ(実質名詞)
〜わけがない
〜わけがわからない(実質名詞)
〜わけだ(納得)
〜わけではない
〜わけない(実質名詞)

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blog〜ことだ
【接続】
動詞[原形・ない形]+ことだ

【意味】
〜するのが最善だ / 〜しないのが最善だ 

【例文】
①やせたければ、お酒をやめることだ
 →やせたければ、お酒をやめることが最善だ

②やせたければ、お酒を飲まないことだ
 →やせたければ、お酒を飲まないことが最善だ

③N1に合格したければ、一生懸命勉強することだ
 →N1に合格したければ、一生懸命勉強することが一番大切だ

④N1に合格したければ、あきらめないことだ
 →N1に合格したければ、あきらめないことが一番 大切だ

【説明】
「〜ことだ」「〜ないことだ」は忠告アドバイスの意味を込めて「〜する・しないのが一番いい」という意味を表す表現です。断定的で強い言い方ですので、「〜た方がいい」を強調した表現だと覚えるといいですね😊 

【「こと」シリーズ】
〜こと(命令)
〜ことか
〜ことから
〜ことがある
〜ことができる(可能)
〜ことができる(能力)
〜ことこの上ない
〜ことだ・〜ないことだ
〜ことだから
〜ことだし
〜ことで(Nのことで)
〜こととて
〜ことなしに
〜ことなく
〜ことに(は)
〜ことにしている
〜ことにする
〜ことになっている
〜ことになる・〜こととなる
〜ことには
〜ことは〜が①(形容詞・名詞)
〜ことは〜が②(動詞)
〜ことはない
〜ことはならない
〜たことがある(経験)
〜だこと!
(〜は)〜てのこと
〜ても〜すぎることはない
〜ということだ
〜とのことだ
〜ないこともない
〜ないことには
〜なかったことがある

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blog〜たいものだ
【接続】
動詞[ます形]+たいものだ・たくないものだ

【意味】
〜したいなぁ…

【例文】
①いつか家を買いたいものだ
 →いつか家を買いたいなぁ…

②将来はアメリカに住みたいものだ
 →将来はアメリカに住みたいなぁ…

【説明】
「〜たいものだ」は「〜たい」に比べ、強い願望を表します。「〜たいものだ」は今の希望ではなく、長い間持っている願望や、実現が難しい願望に使用される場合がほとんどです😊また、相手に「〜してほしい」と言いたい場合は「〜てほしいものだ」を使います。

[〜たいものだ]家を買いたいものだ→買う人:「
[〜てほしいものだ] 家を買ってほしいものだ→買う人:「自分以外の人」(夫・両親・子供など)

現在の一時的な願望・簡単に実現するような願望を表す場合は、単に「〜たい」を使用すればOKです😉

⭕️水が飲みたい
❌水が飲みたいものだ(*病気などで1日に飲める水の量が制限されている場合などは使用できます)

【補足説明】
話し言葉では「〜たいもんだ」「〜てほしいもんだ」が使用されます😄 

【「もの」シリーズ】
〜たいものだ・〜てほしいものだ
〜たものだ
〜たものではない
〜というもの(Nというもの)
〜ないものだろうか
〜ないものは〜ない
〜もの・〜んだもの
〜ものか
〜ものがある
〜ものだ(感慨)
〜ものだ(本来の性質・一般的な考え方)
〜ものだ・〜ものではない

〜もので・〜ものだから
〜ものと思っていた
〜ものなら
〜ものの
〜ものを
〜ようものなら 

blog〜わけがない
【接続】
動詞・形容詞[普通形]+わけがない

【意味】
絶対〜ない

【例文】
①こんなに高いバッグ、買えるわけがない
 →こんなに高いバッグ、絶対に買えない

②そんなこと、あるわけないよ
 →そんなこと、絶対ないよ!

【説明】
「〜わけがない」は「絶対〜ない」「〜の可能性が全くない」というように、可能性を完全に否定する表現です。「ない形」につく場合は二重否定になり、「絶対〜する」「絶対〜だ」という意味になりますので気を付けましょう😊

[〜わけがない]あなたにできるわけがない絶対できない
[〜ないわけがない]あなたにできないわけがない絶対できる

【補足】
「〜わけがない」は「〜わけない」というように、「が」を省略して使われる場合もあります。会話では省略形がよく使われます😉

【「わけ」シリーズ】
〜ないわけにはいかない
〜(という)わけ(実質名詞)
〜わけがわからない(実質名詞)
〜わけだ(納得)
〜わけではない
〜わけない(実質名詞)
〜わけにはいかない

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blog〜たものだ

【接続】
動詞[た形]+ものだ

【意味】
(過去を回想する表現)
よく〜したなぁ〜だったなぁ

【例文】
①子供の頃は、よく泣いたものだ
 →子供の頃は、よく泣いたなぁ

②昔、この公園で遊んだものだ
 →昔、この公園でよく遊んだなぁ

【説明】
「〜たものだ」は「よく〜したなぁ」となつかしい気持ちを込めて過去のことを回想する時に使用されます。「〜たことがある」も過去の経験を表しますが、意味は少し違ってきます。

[〜たものだ]昔、この公園で遊んだものだ→この公園でよく遊んだなぁ…なつかしい思い出だ
[〜たことがある]昔、この公園で遊んだことがある→この公園で遊んだ経験がある

「〜たものだ」は「よく〜した」と習慣性を表すのに対し、「〜たことがある」は「〜た経験がある」というように回数には関係なく、多くの場合一回性のことを表します。

【まとめ】
[〜たものだ]→よく〜したなぁと過去の回想を表す《習慣性》
[〜たことがある]→経験を表す《一回性》

「〜たことがある」はN4の文法ですが会話でもよく使用されますので、しっかりと覚えられるといいですね😊

【「もの」シリーズ】
〜たいものだ・〜てほしいものだ
〜たものだ
〜たものではない
〜というもの(Nというもの)
〜ないものだろうか
〜ないものは〜ない
〜もの・〜んだもの
〜ものか
〜ものがある
〜ものだ(感慨)
〜ものだ(本来の性質・一般的な考え方)
〜ものだ・〜ものではない

〜もので・〜ものだから
〜ものと思っていた
〜ものなら
〜ものの
〜ものを
〜ようものなら 

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