絵でわかる日本語

日本語文法・自動詞他動詞・口語形・間違えやすい日本語・擬音語・擬態語などを「絵」で説明します。日本語を勉強している人のためのブログです😊

カテゴリ:日本語文法 > 上級文法(N1〜N2)

blogをよそに
【接続】
名詞[辞書形]+をよそに


【意味】 
〜を無視(むし)して
〜を気(き)にしないで
〜に関係(かんけい)なく


【例文】
①彼女(かのじょ)は、親(おや)の心配(しんぱい)をよそに遊(あそ)んでばかりいる
→彼女は、親が心配しているのを気(き)にしないで遊んでばかりいる
(復習:〜てばかりいる・〜てばかりだ) 

②彼(かれ)は、お母(かあ)さんの期待(きたい)をよそに会社(かいしゃ)を辞(や)めてしまった
→彼は、お母さんの期待を無視(むし)して会社を辞めてしまった

③国民(こくみん)の反対(はんたい)をよそに、法律(ほうりつ)が変(か)えられた
→国民が反対しているのを無視して、法律が変えられた

④あのデパートは不景気(ふけいき)をよそに売(う)り上(あ)げを上(あ)げている
→あのデパートは不景気なのに関係なく、売り上げを上げている


【説明】
「〜をよそに」は「〜を無視(むし)して」「〜を気(き)にしないで」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。また、「〜に関係(かんけい)なく」というように、無関係(むかんけい)を表(あらわ)す場合(ばあい)もあります。「〜を無視して」「〜を気にしないで」の意味で使われる場合は、よく使われる単語(たんご)が決(き)まっていますので、いくつか覚(おぼ)えておくといいと思(おも)います😊 

[「〜をよそに」とよく使う文型]
・心配をよそに
・期待をよそに
・反対をよそに
・非難(ひなん)をよそに
・批判(ひはん)をよそに
・忠告(ちゅうこく)をよそに など 


「〜をよそに」は「他の人のことを考えずに〜している」というように、非難(ひなん)の気持ちを込(こ)めて使われると覚えておきましょう😉
(復習:〜を込めて・〜を込めた) 

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blog限りだ
【接続】
い形容詞[ーい]+限りだ 
な形容詞[ーな]+限りだ


【意味】
とても〜だ


【例文】
①がんばったかいあってN1に合格(ごうかく)した!うれしい限(かぎ)りだ!
→がんばったかいあってN1に合格した!とてもうれしい!
(復習:〜かいあって

②海外旅行(かいがいりょこう)に行(い)けるなんてうらやましい限りだ
→海外旅行に行けるなんてとてもうらやましい 
(復習:〜なんて(感情)

③おばけが見(み)えるとは、おそろしい限りだ
→おばけが見えるとは、とてもおそろしい
(復習:〜とは

④あんな失敗(しっぱい)をしてしまい、恥(は)ずかしい限りです
→あんな失敗をしてしまい、とても恥ずかしいです


【説明】
「〜限りだ」は「とても〜だ」「非常(ひじょう)に〜だ」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。この文型は感情(かんじょう)を表(あらわ)す形容詞(けいようし)に使(つか)われます😊

[「〜限りだ」とよく使われる形容詞]
・残念(ざんねん)な限りだ
・悔(くや)しい限りだ
・寂(さみ)しい限りだ
・苦(くる)しい限りだ
・腹立(はらだ)たしい限りだ
・悲(かな)しい限りだ など



「限り」シリーズはたくさんありますので、しっかりと区別(くべつ)をして覚(おぼ)えておきましょう😉
【「限る」シリーズ】
〜限り(限界)
〜限り(は)
〜限りだ
〜限りで・N限りのN(限定)
〜限りでは(範囲)
限りなく〜に近い
〜とは限らない
〜ない限り(は)
〜に限ったことではない
〜に限らず(〜も)
〜に限る
〜を限りに

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blogにすぎない
【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+にすぎない


【意味】
ただ〜だけだ


【例文】
①彼女(かのじょ)はただの友達(ともだち)にすぎないよ
→彼女とはただ友達なだけだ

②私(わたし)は少(すこ)し手伝(てつだ)ったにすぎません
→私はただ少し手伝っただけです

③私は社員(しゃいん)の1人(ひとり)にすぎませんので、わかりません
→私はただの社員ですので、わかりません

④そんな話(はなし)、ただのうわさにすぎない
→そんな話、ただのうわさだよ


【説明】
「〜にすぎない」は「ただ〜だけだ」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。この文型は、「単(たん)に〜なだけで、重要(じゅうよう)ではない」という気持(きも)ちを込(こ)めて使われます😮程度(ていど)が低(ひく)い、大変(たいへん)なことではないと言(い)いたい時(とき)や、軽視(けいし)の気持ちなどを入(い)れてよく使われます😞
(復習:〜を込めて・〜を込めた
(復習:〜など・〜なんか・〜なんて

[例]
①彼女は友達にすぎない
→彼女はただの友達で、それ以上ではない

②私は少し手伝ったにすぎません
→私はただ手伝っただけで、重要なことはしていません

③私は社員の1人にすぎませんので、わかりません
→私は社長や部長ではなく、ただの社員ですのでわかりません

④そんな話、うわさにすぎない
→そんな話はただのうわさで、重要ではない


【上級レベルの人へ】
「氷山の一角(ひょうざんのいっかく)」という慣用句(かんようく)があります。この慣用句は「〜にすぎない」とよく一緒(いっしょ)に使われますので、覚えておきましょう😉

[例]
今回(こんかい)の事件(じけん)で逮捕(たいほ)された人(ひと)たちは氷山の一角にすぎないだろう
→今回の事件で逮捕された人たちはほんの一部で、本当はもっとたくさんいるだろう

ニュースなどでもよく使われる表現ですから、覚えておくといいと思います😊

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blogものを
【接続】
動詞・形容詞[普通形]+ものを


【意味】
〜のに


【例文】
①電話(でんわ)をしてくれたら、持(も)っていってあげたものを
→電話をしてくれたら、持っていってあげたのに

②ちゃんと勉強(べんきょう)していたら合格(ごうかく)できたものを
→ちゃんと勉強していたら合格できたのに

③教(おし)えてくれたら、手伝(てつだ)いに行(い)ったものを
→教えてくれたら、手伝いに行ったのに

④早(はや)く寝(ね)たらよかったものを、遅(おそ)くまで起(お)きていたから遅刻(ちこく)したんだよ
→早く寝たらよかったのに、遅くまで起きていたから遅刻したんだよ


【説明】
「〜ものを」は「〜のに」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。この文型は「〜していたら、〜のに」というように、 実際(じっさい)に行(おこな)われなかったことに対(たい)して【不満(ふまん)】【非難(ひなん)】【後悔(こうかい)】【残念(ざんねん)だ】という気持(きも)ちを表(あらわ)す時(とき)に使用(しよう)されます😮「〜のに」よりも、相手(あいて)に対して【不満】【非難】【恨(うら)み】の気持ちを表す場合(ばあい)によく使われます😨

[例]
①電話してくれたら、持っていってあげたものを
→電話してくれたら持っていってあげたのに、電話をしなかったから持っていってあげられなかったんだ
「残念だ」という気持ち】

②ちゃんと勉強していたら、合格できたものを 
→ちゃんと勉強していたら合格できたのに、しなかったから合格できなかった 
「後悔」「残念だ」という気持ち】 


「もの」シリーズはたくさんありますので、日本語能力試験(にほんごのうりょくしけん)を受(う)ける人(ひと)は、しっかりと復習(ふくしゅう)をしておきましょう😉

【「もの」シリーズ】
〜たいものだ・〜てほしいものだ
〜たものだ
〜たものではない
〜というもの(Nというもの)
〜ないものだろうか
〜ないものは〜ない
〜もの・〜んだもの
〜ものか
〜ものがある
〜ものだ(感慨)
〜ものだ(本来の性質・一般的な考え方)
〜ものだ・〜ものではない

〜もので・〜ものだから
〜ものと思っていた
〜ものなら
〜ものの
〜ものを
〜ようものなら 

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blogこともない
【接続】
動詞[ない形]+ないこともない 


【意味】
(場合によっては)〜できる
がんばれば〜できるかもしれない
〜可能性(かのうせい)がある



【例文】
①客(きゃく):今日中(きょうじゅう)に修理(しゅうり)してください
 店員(てんいん):できないこともないですが…
場合(ばあい)によってはできますが…
(復習:〜中に(じゅうに)

②お酒(さけ)をやめられないこともない
がんばればお酒をやめられる

③1週間(しゅうかん)で3キロやせられないこともない
がんばれば1週間で3キロやせられる可能性(かのうせい)がある

④その値段(ねだん)なら買(か)えないこともない
→その値段なら、がんばれば買える可能性がある 


【説明】
「〜ないこともない」は「場合(ばあい)によっては〜できる」「がんばれば〜できるかもしれない」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。「〜ないこともない」というように二重否定(にじゅうひてい)が使(つか)われ、肯定的(こうていてき)な意味(いみ)になりますが、消極的(しょうきょくてき)な意志の意味が入(はい)ります😮

[例]
①今日中に修理ができないこともないですが…
→できますが、本当(ほんとう)はすごく難(むずか)しいです 

②お酒をやめられないこともない
→お酒をやめられるが、本当はすごくつらくて難しい


普通に肯定的な意味を表す場合は「〜ないこともない」は使わないようにしましょう😅

[例]
①今日中に修理ができます
②お酒をやめられます 


二重否定の文は難しいですが、この文型は会話(かいわ)でもとてもよく使われますのでしっかりと覚(おぼ)えておきましょう😉

【「こと」シリーズ】
〜こと(命令)
〜ことか
〜ことから
〜ことがある
〜ことができる(可能)
〜ことができる(能力)
〜ことこの上ない
〜ことだ・〜ないことだ
〜ことだから
〜ことだし
〜ことで(Nのことで)
〜こととて
〜ことなしに
〜ことなく
〜ことに(は)
〜ことにしている
〜ことにする
〜ことになっている
〜ことになる・〜こととなる
〜ことには
〜ことは〜が①(形容詞・名詞)
〜ことは〜が②(動詞)
〜ことはない
〜ことはならない
〜たことがある(経験)
〜だこと!
(〜は)〜てのこと
〜ても〜すぎることはない
〜ということだ
〜とのことだ
〜ないこともない
〜ないことには
〜なかったことがある

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blogないものだろうか
【接続】
動詞[ない形]+ないものだろうか 


【意味】
(実現は難しいが)〜たいな
(実現は難しいが)〜になって欲しいな



【例文】
①もう少(すこ)し安(やす)くならないものだろうか
→もう少し安くなって欲(ほ)しい

②給料(きゅうりょう)が上(あ)がらないものだろうか
→給料が上がって欲しい

③N1に合格(ごうかく)しないものだろうか
→N1に合格したい

④早(はや)く病気(びょうき)が治(なお)らないものだろうか
→早く病気が治って欲しい


【説明】
「〜ないものだろうか」は「実現(じつげん)は難(むずか)しいが〜たい・〜になって欲(ほ)しい」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。この文型はとても強(つよ)い希望(きぼう)を表します😊余裕(よゆう)がある人(ひと)は「〜だろうか」の口語形(こうごけい)「〜かな」「〜かしら」も一緒(いっしょ)に覚(おぼ)えておきましょう😉
(復習:〜かな・〜かしら(口語形)) 
(復習:〜かな・〜かしら(文法)) 

[例]
①もう少し安くならないものだろうか
=もう少し安くならないものかな
=もう少し安くならないものかしら

②給料が上がらないものだろうか
=給料が上がらないものかな
=給料が上がらないものかしら


「もの」シリーズはたくさんありますので、混乱(こんらん)しないようにしっかりと区別(くべつ)して覚えておきましょう😀

【「もの」シリーズ】

〜たいものだ・〜てほしいものだ
〜たものだ
〜たものではない
〜というもの(Nというもの)
〜ないものだろうか
〜ないものは〜ない
〜もの・〜んだもの
〜ものか
〜ものがある
〜ものだ(感慨)
〜ものだ(本来の性質・一般的な考え方)
〜ものだ・〜ものではない

〜もので・〜ものだから
〜ものと思っていた
〜ものなら
〜ものの
〜ものを
〜ようものなら 

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blogといったらありはしない
【接続】
い形容詞・名詞+といったらありはしない
い形容詞・名詞+といったらありゃしない 


【意味】
とても〜だ 


【例文】
①N1の難(むずか)しさといったらありはしない
→N1はとても難しい

②N1は難しいといったらありはしない
→N1はとても難しい

③地震(じしん)のこわさといったらありはしない
→地震はとてもこわい

④彼女(かのじょ)なんかに負(ま)けてしまった…悔(くや)しいといったらありはしない
→彼女なんかに負けてしまった…とても悔しい
(復習:〜など・〜なんか・〜なんて


【説明】
「〜といったらありはしない」「〜といったらありゃしない」は「とても〜だ」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。「〜といったらない」と同(おな)じ意味で、程度(ていど)や感情(かんじょう)を強調(きょうちょう)するのに使(つか)われます😊
(復習:〜といったらない
「〜といったらありはしない」はかたい言い方(いいかた)で会話(かいわ)ではあまり使われません😅「〜といったらありゃしない」は話し言葉(はなしことば)として使われ、「〜ったらありゃしない」と省略(しょうりゃく)されることもあります。
(復習:〜として
(復習:〜ことがある) 

[例]
N1の難しさといったらありはしない
=N1の難しさといったらありゃしない 
=N1の難しさったらありゃしない


「〜といったらない」はプラスのことにもマイナスのことにも使えますが、「〜といったらありはしない」「〜といったらありゃしない」「〜ったらありゃしない」はマイナスのことにしか使用(しよう)できないので気をつけましょう😨

[例]
⭕️お母(かあ)さんの料理(りょうり)はおいしいといったらない
⭕️お母さんの料理はおいしいったらない
❌お母さんの料理はおいしいといったらありはしない
❌お母さんの料理はおいしいといったらありゃしない
❌お母さんの料理はおいしいったらありゃしない 


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blogといったらない
【接続】
い形容詞・名詞+といったらない


【意味】
とても〜だ


【例文】
①北海道(ほっかいどう)の寒(さむ)さといったらない
→北海道はとても寒い

②北海道は寒いといったらない
→北海道はとても寒い

③あの店(みせ)のカレーは辛(から)いといったらない
→あの店のカレーはとても辛い

④お母(かあ)さんの料理(りょうり)はおいしいといったらない
→お母さんの料理はとてもおいしい

⑤宿題(しゅくだい)の面倒(めんどう)くささといったらない
→宿題はとても面倒くさい
(復習:〜くさい


【説明】
「〜といったらない」は「とても〜だ」「最高(さいこう)に〜だ」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。程度(ていど)や感情(かんじょう)を強調(きょうちょう)するのに使(つか)われます😊また、「〜といったらない」の話し言葉(はなしことば)は「〜ったらない」です😮

[例]
①北海道の寒さといったらない
=北海道の寒さったらない

②あの店のカレーは辛いといったらない
=あの店のカレーは辛いったらない


「〜といったらない」「〜ったらない」はプラスのことにもマイナスのことにも使えると覚(おぼ)えておきましょう😉

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blogにたえる・にたえない
【接続】
名詞[辞書形]+にたえる・にたえない
動詞[辞書形]+にたえる・にたえない


【意味】
〜する価値(かち)がある
〜する価値がない



【例文】
①鑑賞(かんしょう)にたえる絵(え)
→鑑賞する価値がある

②鑑賞にたえない
→鑑賞する価値がない

③この本(ほん)は子供(こども)向(む)けだが、大人(おとな)でも読(よ)むにたえる
→この本は子供向けだが、大人でも読む価値がある
(復習:〜向け

④この美術館(びじゅつかん)には見(み)るにたえる作品(さくひん)がたくさんある
→この美術館には見る価値がある作品がたくさんある


【説明】
「〜にたえる」「〜にたえない」は「〜する価値がある」「〜する価値がない」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。使(つか)われる名詞(めいし)や動詞(どうし)は少(すく)ないですので、N1を受(う)ける人(ひと)は暗記(あんき)しておきましょう😉

[「〜にたえる」「〜にたえない」に使う名詞と動詞]
鑑賞にたえる
批評(ひひょう)にたえる
読むにたえる
見るにたえる
聞(き)くにたえる


【余裕のある人へ】
「〜にたえる」の否定形(ひていけい)は、ほとんどの場合(ばあい)「〜にたえない」が使われますが、名詞の場合は「〜にたえるNではない」という形(かたち)もあります😮また、「〜にたえられない」という形はありませんので気をつけてください😨

[例]
⭕️鑑賞にたえない
⭕️鑑賞にたえる絵ではない
❌鑑賞にたえられない


「〜にたえる・〜にたえない」にはいろいろ意味があり、細(こま)かく分(わ)けて覚えておかないと混乱(こんらん)してしまいます😖複雑(ふくざつ)に感(かん)じるかもしれませんが、1つずつしっかりと覚えておきましょう😊

【比較】
①「〜にたえない」→〜するのがつらい
(復習:〜にたえない(Vにたえない)

②「〜にたえない」→とても〜だ
(復習:〜にたえない(Nにたえない)

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blogVにたえない
【接続】
動詞[辞書形]+にたえない


【意味】
(とてもひどくて)〜するのがつらい


【例文】
①彼(かれ)の歌声(うたごえ)は聞(き)くにたえない
→彼の歌声はひどくて聞いているのがつらい

②子供(こども)が亡(な)くなるニュースは見(み)るにたえない
→子供が亡くなるニュースは見ているのがつらい
(復習:「新聞」と「ニュース」の使い分け

③ひどい災害(さいがい)があったという記事(きじ)は読(よ)むにたえない
→ひどい災害があったという記事は読むのがつらい

④多(おお)くの人(ひと)が苦(くる)しんでいる姿(すがた)は正視(せいし)するにたえない
→多くの人が苦しんでいる姿は正視するのがつらい 


【説明】
「〜にたえない」は「(とてもひどくて)〜するのがつらい」という意味(いみ)で使(つか)われる文型(ぶんけい)です。「見る」や「聞く」など使われる動詞(どうし)は、とても少(すく)ないですので暗記(あんき)しておきましょう😉

[「〜にたえない」と使う動詞]
聞くにたえない
見るにたえない
読むにたえない
正視にたえない
直視(ちょくし)にたえない など 


N1には「N+にたえない」で「とても〜」という文型もありますが、混乱(こんらん)しないように区別して覚えておきましょう😊 
(復習:〜にたえない(Nにたえない)

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