絵でわかる日本語

日本語文法・自動詞他動詞・口語形・間違えやすい日本語・擬音語・擬態語などを「絵」で説明します。日本語を勉強している人のためのブログです😊

カテゴリ:日本語文法 > 「ところ」シリーズ

blogところまで来た

【接続】
動詞[辞書形]+ところまで来る
動詞[可能形]+ところまで来る


【意味】
〜できる状態(じょうたい)になる
〜できる程度(ていど)になる
〜できる範囲(はんい)になる


【例文】
①1年間(ねんかん)日本語(にほんご)を勉強(べんきょう)したら、日常会話(にちじょうかいわ)ができるところまで来(き)た 
→1年間日本語を勉強したら、日常会話ができる程度になった

②敬語(けいご)が自然(しぜん)に使(つか)えるところまで来たらすばらしいと思(おも)うよ
→敬語が自然に使える状態になったらすばらしいと思うよ

③留学(りゅうがく)したら、字幕(じまく)なしで映画(えいが)が見(み)られるところまで来た
→留学したら、字幕なしで映画が見られる程度になった

④あの夫婦(ふうふ)の関係(かんけい)は、もう修復(しゅうふく)できないところまで来ている
→あの夫婦の関係は、もう修復できない状態になっている


【説明】
「〜ところまで来(く)る」は「〜できる状態(じょうたい)になる」「〜できる程度(ていど)になる」「〜できる範囲(はんい)になる」という意味(いみ)を表(あらわ)す文型(ぶんけい)です。上達(じょうたつ)など、状態の変化(へんか)を表す「〜ようになる」と似(に)た意味で使われることがよくあります😊 
(復習:〜ようになる


【余裕のある人へ】
「〜ところまで来る」は【過去から現在】の状態を表します。【現在から未来】の状態や過程(かてい)を表したい場合は「〜ところまで行く」を使いましょう😀

[例]
1年間勉強したら、日常会話ができるところまで来た
【過去から現在】

1年間勉強したら、日常会話ができるところまで行くと思うよ
【現在から未来】 


「〜ところまで来る」と「〜ところまで行く」 は「〜てくる」と「〜ていく」の関係に似ていますので、復習しておきましょう😊
(復習:〜ていく(継続)) 

この文型はあまり勉強する機会がありませんので、「ところ」シリーズの1つとして覚えておくといいと思います😉
(復習:「ところ」シリーズ) 

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blogといったところだ
【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+といったところだ
動詞・形容詞・名詞[普通形]+というところだ


【意味】
だいたい〜くらいだ
〜という感(かん)じだ



【例文】
①A:完成(かんせい)まで何日(なんにち)かかるの?
 B:あと2日(ふつか)といったところかな
 →だいたいあと2日くらいかな
(復習:〜かな・〜かしら(文法)
(復習:〜かな・〜かしら(口語形)

②あの車(くるま)は300万円(まんえん)といったところだろう
→あの車はだいたい300万円くらいだろう

③A:社長(しゃちょう)の話(はなし)は長(なが)いね…
 B:あと40分(ぷん)くらいで終(お)わるといったところだな
 →だいたいあと40分くらいで終わるという感(かん)じだな

④客(きゃく):おすすめは何(なん)ですか?
 店員(てんいん):プリンやドーナツといったところです
 →プリンやドーナツという感じです

⑤A:最近(さいきん)体調(たいちょう)はどう?
 B:まあまあといったところだよ 
 →まあまあという感じだ


【説明】
「〜といったところだ」は「だいたい〜くらいだ」「〜という感じだ」という意味(いみ)で、その時(とき)の状況(じょうきょう)を表(あらわ)す時に使(つか)われる文型(ぶんけい)です。前(まえ)に数量詞(すうりょうし)がくる場合(ばあい)は「一番(いちばん)高(たか)くても〜くらいだ」「一番長(なが)くても〜くらいだ」というように、それ以上(いじょう)の程度(ていど)ではないという意味で使われます😀 

[例]
①完成まであと2日といったところだ
→完成まで、一番長くかかっても2日くらいだ(2日以上はかからない)

②あの車は300万円といったところだ
→あの車は一番高くても300万円くらいだ(300万円以上はしない)


また「〜といったところだ」は「〜というところだ」にチェンジできます😃使い方も意味も同じです。

[例]
①完成まであと2日といったところだ
=完成まであと2日というところだ

②あの車は300万円といったところだ
=あの車は300万円というところだ


【余裕のある人へ】
「〜という=〜って(口語形)」「〜ところ=〜とこ(口語形)」というように、口語形(こうごけい)を使うことも可能(かのう)です😄
(復習:〜って)(復習:〜とこ

[例]
①完成まであと2日といったところだ
=完成まであと2日ってとこだ

②あの車は300万円といったところだ
=あの車は300万円ってとこだ 


「〜といったところだ」「〜というところだ」はN1の文型ですが、会話でもよく使いますのでしっかりと覚えておきましょう😉

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blogのところ
【接続】
名詞[辞書形]+のところ

【意味】
現在(げんざい)の時間的状況(じかんてきじょうきょう)を表す

【例文】
このところ、暑(あつ)い日(ひ)が続(つづ)いている
最近(さいきん)、暑い日が続いている

今のところ、問題(もんだい)がないです
現段階(げんだんかい)では、問題がないです

現在のところ、ケガをした人は100人いるそうです
現時点(げんじてん)では、ケガをした人は100人いるそうです

ここのところ、カゼをひきがちだ(復習:〜がちだ) 
最近、カゼをひきがちだ

【説明】
「〜のところ」は現在(げんざい)を表す名詞(めいし)と一緒に使うと【現在の時間的状況】を表す文型として使われます。(復習:〜として) 慣用的表現(かんようてきひょうげん)で、決(き)まった単語(たんご)にしか使われませんので、単語として暗記(あんき)しておくといいと思います😊

[「〜のところ」を使う単語]

このところ→最近
ここのところ→最近
今のところ→今は・現段階では
現在のところ→現在は・現時点では
ここんとこ→最近  *「ここのところ」の口語形 
(「このところ」「ここのところ」「ここんとこ」は同じ意味です)

「ここんとこ」は「ここのところ」の話し言葉(はなしことば)です。「とこ」は「ところ」の口語形でしたね😉忘(わす)れた人は復習をしておいてくださいね😊(復習:口語形「〜とこ」


[「今のところ」「現在のところ」を使う時の注意点]

「今のところ」と「現在のところ」を使う時のポイントですが、「今のところ」も「現在のところ」も「今は〜だが、未来(みらい)はどうなるかわからない」「現在は〜だが、未来は状況(じょうきょう)が変(か)わるかもしれない」という意味が入(はい)ると覚えておきましょう😮

[例]
今のところ問題がないです
今は問題がないが、これから問題が発生(はっせい)するかはわからない

現在のところ、ケガをした人は100人いるそうです
現在はケガをした人は100人いるそうですが、これからもっと増(ふ)えるかもしれない

【余裕のある人へ】
今回の「Nのところ」は【現在の時間的状況】を表すものを紹介しましたが、時間以外(いがい)の単語にも使います😮決まった単語にしか使いません。「Aのところ=Aは」という意味で使われますので、一緒に覚えておくといいと思います😀

本当(ほんとう)のところ→本当は
実際(じっさい)のところ→実際は
実(じつ)のところ→実は・本当のことを言うと
結局(けっきょく)のところ→結局は


「〜のところ」は日常会話(にちじょうかいわ)でもとてもよく使いますので、しっかり覚えて使えるようにがんばってくださいね😉

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blogたところで
【接続】
動詞[た形]+ところで〜ない

【意味】
〜ても〜ない

【例文】
①謝(あやま)ったところで許(ゆる)してあげないよ
→ 謝っても許してあげない

②急いだところで間に合わないってば!(復習:〜ってば
→急いでも間に合わないってば!

③後悔(こうかい)したところで、もう遅(おそ)いよ
→後悔しても、もう遅いよ 

④少し遅くなったところで問題ないですよ
→少し遅くなっても問題ないですよ 

【説明】
「〜たところで〜ない」は「〜ても〜ない」という意味を表す文型です😊後ろには否定表現などがきます。ほとんどの場合、否定的な判断をする時に使いますが、「〜してもあまり悪い影響がない」という意味で、「大丈夫」「問題ない」などプラスの意味を表す場合もあります😮

[「〜たところで」の後ろによく使うもの]
・〜たところで+否定表現
・〜たところで+無理だ
・〜たところで+無駄(むだ)だ
・〜たところで+仕方(しかた)がない
・〜たところで+無意味だ
・〜たところで+役に立たない
・〜たところで+大丈夫(だいじょうぶ)だ
・〜たところで+問題ない  など

また、後ろには「た形」(すでに起こったこと)はきませんので気をつけてください😨

[例]
❌急いだところで間に合わなかった
⭕️急いでも間に合わなかった


「〜ところ」がつく文型はたくさんありますので、区別して覚えておきましょう😉(復習:「ところ」シリーズ

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今回は「ところ」シリーズの1つ、「〜どころではない」の説明です😀
blog〜どころではない
【接続】
名詞[辞書形]+どころではない
動詞[ーている]+どころではない

【意味】
〜できる状況ではない
〜している場合ではない


【例文】
①病気になったので、旅行どころではない
→病気になったので、旅行できる状況ではない

②お母さんが入院したので、クリスマスどころではなかった
→お母さんが入院したので、クリスマスを楽しんでいる場合ではなかった

③こんなに給料が少ないと、結婚どころじゃないよ
→こんなに給料が少ないと、結婚なんてできる状況ではないよ

④A:パーティーに行こうよ!
 B:残業しなきゃ(口語形:〜なきゃ)だから、パーティーに行っているどころではない
→残業しなければだから、パーティーに行っている場合ではない

【説明】
「〜どころではない」は「〜できる状況ではない」「〜している場合ではない」という表現です😊多くの場合、何か理由があって〜できる状況や場合ではないという意味で 使用されます😀

【余裕のある人へ】
「〜どころではない」は動作を表す名詞や動詞の〜ている形に使われるのが一般的ですが、「それ」を使って使用することもできます😮会話の場合にはよく使われる形ですので、日常会話で使ってみるといいですね😆

[例]
A:パーティーに行こうよ!
B:残業しなきゃだから、それどころではない

この場合の「それ」は「パーティー」ですね😊ですから、

残業しなきゃだから、パーティーどころではないよ(名詞)
残業しなきゃだから、パーティーに行っているどころではないよ(動詞)
残業しなきゃだから、それどころではないよ(それ)

この3つの例文は同じ意味になります😉

よく使われる表現ですので、「ところ」が作る文型の1つとしてしっかりと覚えましょう😄
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blog〜どころか
【接続】
動詞・形容詞・名詞[辞書形]+どころか
*な形容詞の場合は「辞書形どころか」または「ーなどころか」となる

【意味】
Aと正反対でB
Aと全然違ってB


【例文】
①A:新しい先生はやさしい?
 B:やさしいどころか、とても厳しいよ…
→やさしいと正反対で、とても厳しいよ

②A:元気だった?
 B:元気(な)どころか、昨日まで入院していたんだ
→元気と正反対で、昨日まで入院していたんだ

③A:日本の冬は暖かいですか?
 B:暖かいどころか、毎日雪が降っているよ
→暖かいとは正反対で、毎日雪が降って寒いよ

④A:あの国は安全なの?治安はいい?
 B:安全などころか、毎日のように殺人事件が起きているよ
→安全とは全然違って、毎日のように殺人事件が起きていて危険だよ

【説明】
この「AどころかB」は「事実はAとは正反対でBだ」という文型で「A」を否定して、「事実は全然違う」と強調する表現です😊ほとんどの場合、相手が言ったことを否定して話を続ける時に使われます。使用する時は「A」と「B」には反対の言葉や意味を入れるようにしてください

[例]
やさしい どころか 厳しい

暖かい どころか 毎日雪が降っている(=とても寒い


これに似た文型で「AどころかBもない」というものもありますので、また次回説明しますね😉
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blog〜たところ…た
【接続】
動詞[た形]+ところ・・・た 

【意味】
〜したら・・・した
〜したら・・・だった
〜したら・・・とわかった


【例文】
①デパートに行ったところ休みだった
 →デパートに行ったら休みだった

②上司に電話したところ不在だった
 →上司に電話したら不在だった

③お医者さんにみてもらったところ何も問題はなかった
 →お医者さんにみてもらったら何も問題はないとわかった 

【説明】
 「〜たところ・・・た」は発見の意味を表す文型で「〜たら・・・た」と同じ意味です。「〜たら・・・た」よりも驚きの気持ちが強調されます😊この文型はすでに発生したことを表すものですから、後ろには必ず「た形」がきます。「〜たところ・・・た」と覚えるといいですね😉

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