【接続】
動詞・形容詞・名詞[普通形]+だの+動詞・形容詞・名詞[普通形]+だの
【意味】
〜や〜など
【例文】
①主人(しゅじん)はバッグだの靴(くつ)だの、娘(むすめ)が欲(ほ)しがるものは何でも買ってくる…
②ケーキだのクッキーだの甘(あま)いものばかり食べているから太(ふと)るんだよ〜
③お母さんは勉強しろだの早く寝(ね)ろだの、本当にうるさい
④彼は給料(きゅうりょう)が安いだの仕事が忙(いそが)しすぎるだの、文句(もんく)ばかり言っている
⑤彼女はお腹(なか)が痛(いた)いだの、かぜをひいただの、よく授業(じゅぎょう)をサボる
【説明】
「〜だの〜だの」は「〜や〜など」「〜は〜など、他(ほか)にもいろいろ」という意味の文型です。例を挙(あ)げる文型はいくつかありますが、「〜だの〜だの」は話し手の[非難(ひなん)する気持ち]や[不満(ふまん)]などを表(あらわ)します。「〜や〜など、いろいろうるさい」「〜や〜など、本当に困(こま)る」と言いたい時によく使われます。
[例]
①主人はバッグだの靴だの、娘が欲しがるものは何でも買ってくる…
→バックや靴など、何でも買ってくるので困る
【非難する気持ち・不満】
②ケーキだのクッキーだの甘いものばかり食べているから太るんだよ〜
→ケーキやクッキーなど、甘いものばかり食べているから太るんだよ
【非難する気持ち】
③お母さんは勉強しろだの早く寝ろだの、本当にうるさい
→勉強しろと言ったり、早く寝ろと言ったり、本当にうるさい
【不満】
④彼は給料が安いだの仕事が忙しすぎるだの、文句ばかり言っている
→給料が安いとか、仕事が忙しすぎるとか、文句ばかり言っている
【非難する気持ち】
⑤彼女はお腹が痛いだの、かぜをひいただの、よく授業をサボる
→お腹が痛いと言ったり、かぜをひいたと言ったりして、よく授業をサボる
【非難する気持ち】
【余裕があるひとへ】
「〜だの〜だの」には「〜だのなんだの」という慣用的表現(かんようてきひょうげん)がありますので、一緒(いっしょ)に覚えておきましょう。
[例]
お母さんは勉強しろだのなんだの、本当にうるさい
「〜だの〜だの」は、話し言葉としてよく使われます。似ている文型がいくつかありますので、復習しておきましょう😉
【類似文型】
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