【接続】
名詞[辞書形]+にして
【意味】
〜で
〜ことに
【例文】
①からあげは一瞬(いっしゅん)にしてなくなった
→一瞬でなくなった
②かぜをひいたが、薬を飲んだら一晩(ひとばん)にして治(なお)った
→一晩で治った
③仕事でミスをしたが、幸いにして大きな問題にはならなかった
→幸いなことに大きな問題にならなかった
④彼は事故(じこ)に遭(あ)い、不幸(ふこう)にして亡(な)くなってしまった
→不幸なことになくなってしまった
⑤彼女は生まれながらにして音楽(おんがく)の才能(さいのう)があった
→生まれつき音楽の才能があった
【説明】
「〜にして」は「〜で」「〜ことに」という意味の文型です。これは決(き)まった単語(たんご)と一緒(いっしょ)に使われる慣用的表現(かんようてきひょうげん)で、驚(おどろき)きの気持ちを表します。N1の文型「〜ながら(様態)」ともよく一緒に使われます。
[「〜にして」とよく使われる単語]
・一晩にして
・一夜(いちや)にして
・一瞬にして
・幸いにして
・不幸にして
・生まれながらにして(N1「〜ながら」)
・生きながらにして(N1「〜ながら」)
・いながらにして(N1「〜ながら」)
「〜にして」には、いくつかの用法(ようほう)がありますので復習をしておきましょう。
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