【接続】
名詞[辞書形]+を余儀なくされる
【意味】
〜するしかなくなる
〜しなければいけない状態(じょうたい)になる
【例文】
①台風(たいふう)が近(ちか)づいてきたので、旅行の中止(ちゅうし)を余儀(よぎ)なくされた
→旅行を中止するしかなくなった
②彼は病気になってしまい、退職(たいしょく)を余儀なくされた
→退職をするしかなくなった
③彼女はビザが更新(こうしん)できず、帰国(きこく)を余儀なくされた
→帰国をするしかなくなった
④事故(じこ)でケガしてしまい、入院生活(にゅういんせいかつ)を余儀なくされた
→入院生活をしなければいけなくなった
⑤ゲリラ豪雨(ごうう)で土砂崩(どしゃくず)れが発生(はっせい)したせいで、避難(ひなん)を余儀なくされた
→避難をしなければいけなくなった
【説明】
「Aを余儀(よぎ)なくされる」は「Aするしかなくなる」という意味の文型です。周囲(しゅうい)の状況(じょうきょう)から「(Aしたくないが)Aしなければいけない状態(じょうたい)になった」と言いたい時に使われます。「〜を余儀なくされる」は受身文(うけみぶん)ですので【人】が主語(しゅご)になります。ほとんどの場合はよくないことに使われます。
「〜を余儀なくされる」は、かたい言い方で書き言葉として使われます。新聞(しんぶん)などではよく使われますので、N1を受ける人は覚えておきましょう。
【関連文型】
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